【能登半島支援 第4次派遣】
6月28日から7月1日にかけて実施した第4次派遣について報告します。学生7名が参加し、そのうち2名がはじめて現地派遣に参加するメンバーでした。
6月29日(土)
七尾市中島町に拠点をおく被災地NGO恊働センターの指示のもと、午前中は2つのグループに分かれ、穴水町と七尾市のお宅にて活動しました。穴水町ではお宅の家財などを2階から外に運び出し、集積所まで運ぶ作業を行いました。七尾市では解体予定の建物内の片付けや荷物の運搬作業をしました。午後は2グループが合流し、学生ボランティア団体IVUSAさんと一緒に、七尾市のお宅にて活動をしました。自身によって倒壊したブロックの運び出しや土取りをしたり、専門技術をもつボランティアの方の補助をするなどしました。
6月30日(日)
穴水町に拠点をおくNPO法人レスキューストックヤードに受け入れていただき、穴水町由比ヶ丘の仮設団地の交流スペースにてサロン活動を行いました。午前中は足湯に加え、七夕飾り・ちぎり絵作りをし、午後にはビンゴ大会を開催しました。子どもたちをはじめ20名以上の住民の方々にご参加いただき、笑い声のあふれる一日となりました。なお、同じ日には岐阜大学の学生4名もボランティアにいらしており、一日を通して活動のサポートをしていただきました。
なお、6月28日・7月1日については、仙台・能登半島間の移動に充てました。
参加した学生からは次のような感想が聞かれました。
「一緒に作業したボランティアの方や住民さんから色々な話を聞けて勉強になった。3月からボランティアでやっていることは変わっていなくて、がれきや物の片づけが終わっていないおうちがまだたくさんある人手不足の現状や、高齢の方が多い被災者が避難生活を送っているところでの苦労などこれからも継続的な支援が必要とされていることを強く感じた。」
「初めて参加することができて、道路がガタガタでお家が壊れていたりする様子を目にしたり、発災後日の浅い被災者の方と交流したりする中で、テレビや新聞では伝わらなかった現地のことを知ることができたと思います」
「初めて派遣に参加して帰ってきてから、何事もなかったかのように日常が進んでいることがとても違和感で戸惑いました。自分にできることって何だろうとか、帰ってきてからいろんなことを考えるようになっています。一番大きいのは実際に現地に行ってもっと自分にできることをしたい、通い続けたいと感じたことです。また、能登に住んでいるいろんな人とお話しして、みんな一生懸命生きているんだなと感じました。それを少しでもサポートしたり、お話しすることで心が和らいでくれたらいいなと思います」