本ユニットでは、小鳥をモデルとして、動物の音声コミュニケーションの多様性や種特異性、家畜化の影響を多角的に研究しています
ジュウシマツの近縁種であるシマキンパラ
シマキンパラの2音節の地鳴き
小鳥は音声でコミュニケーションを行いますが、近縁種間や系統間で声が異なることがあります。
当ユニットでは、動物の音声コミュニケーションの多様性や種特異性に注目し、その背景にある解剖学的・内分泌的な基盤を探っています。さらに、環境要因や遺伝的背景が声にどのように関わるのかについても、多角的に研究しています。
コミュニケーション研究で重要なモデル動物であるキンカチョウ
キンカチョウの脳に存在するペプチドホルモンをつくる細胞
摂食、繁殖、絆形成、音声コミュニケーションなど、動物の行動はさまざまな脳内因子によって調節されています。
当ユニットでは、脳でつくられるホルモンに着目し、それらが動物の根源的な行動をどのように制御しているのかを研究しています。特に、神経ペプチドやモノアミンに注目し、行動と脳内分子のつながり、発現の雌雄差を明らかにしようとしています。
ジュウシマツ(左)とその野生原種であるコシジロキンパラ(右)
ジュウシマツの系統関係
家畜化は、動物の行動や形態、生理にさまざまな変化をもたらします。
当ユニットでは、家禽と野生ウズラのかけ合わせてつくったウズラをモデルとして、野生から家畜への進化の過程で、発声行動、脳や身体の特徴がどのように変化してきたのかを明らかにしようとしています。また、ゲノム解析で日本のジュウシマツのルーツに迫ります。
一般向けの記事やインタビューでも、研究内容を紹介しています
ウズラの家禽化からひも解く音声シグナルの複雑化
夢ナビ 大学で極める学問発見サイト
小鳥の家禽種と野生種の違いにオキシトシンが関与?
麻布出る杭 研究者の「知恵の羽」
高校生が第一線の研究者を訪問「これから研究の話をしよう」 中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室