アンカー残存緊張力の振動式による測定について
適切な標準歩掛を整備しています。
アンカーの健全性を調査する積算資料は各協会から発行されていますが、ジャッキ式によるリフトオフ試験 や荷重計によるモニタリングのものしか見当たりません。一方で、VIBRES は鋼線本数ごとに測定するなど独自の条件を考慮する必要があります。このため、VIBRESに対して適切な標準歩掛の作成を行っています。
適切な標準歩掛とは?
①アンカー調査は現場条件によりかかる手間・コストが大きく変動する特性がある。
その特性を踏まえた、どのような現場状況でも適正価格が算出できるような歩掛
②作業実施に係るコストと得られる利益のバランスが取れた歩掛(利益が出せる歩掛)
③市場の声に耳を傾け、市場に受け入れられる価格感の歩掛(高すぎ(安すぎ)ない歩掛)
◆具体的な活動内容
・積算資料のひな型作成
・技術課題WGの進捗に合わせた暫定版歩掛の完成
・ 現地確認、実態に合わせた改良などを経て標準歩掛の完成
・完成した標準歩掛の公開へ向けた説明の完了
・全地連HPでの歩掛公表
※標準積算の作成には調査手法の確立が必要であるため、技術検討WGと調整しながら作業を進めています。