点字の森のみなさま、点字の森新聞、第2号でございます
こちらでは、視覚障害が主になりますが、生活の情報や外部の商品情報、イベント情報なども共有していこうと思います。
―――――本日の内容―――――
1.先月8月末に開催された、視覚障害リハビリテーションシンポジウム(東京会場) 報告。①コアジャパン ②ツエストポーチ ③ナビレンス ④盲導犬体験
2.2025年10月4日 「アイフェスタ イン ちば」
3.2025年10月4日、5日 「ダイバーシティパーク2025 イン 新宿」
4.10月16日、17日、18日 「サイトワールド2025」
5.11月3日 「取り残されそうな人を地域で支える 眼球使用困難症を一例に」シンポジウム
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1.先月8月末に開催された、視覚障害リハビリテーションシンポジウム(東京会場) 報告。
先月8月29日から31日、東京都神保町、日本教育会館にて、2025年視覚障害リハビリテーションシンポジウム & 福祉機器展が開催されており、ねこまた、30日に、突入してまいりました。その報告です。
ちなみに、2年連続で同じ会場でおこなわれることは、珍しいそうです。
ねこまたの印象では、去年よりも人も多かった!
上階のシンポジウムでは、眼球使用困難症フロンティアの会代表の発表などもあったようですが、私はこっそりしれっと仲間とともに入れてもらって挨拶だけすることができたものの、有料シンポジウムは聞かず、機器展だけまわってきました。
①コアジャパン株式会社
コアジャパン深谷社長が勢力をあげて拡散しておられたクラウドファンディングも先日、めでたく成功し、遂に、「視覚障害者の”困った”を解決 スマホサポートコールセンター」が、令和8年1月よりサービス提供を開始されます!
それにともない、片面がそのスマホサポートコール「利用開始予約受付中」もう片面が「アイガイドフィルム」のチラシの配布も開始しておられました。
スマサポコール、料金は2時間サポートの月額で3300円、受付時間は平日9時から15時、時間外の緊急対応も相談可!
Voiceover操作に困っているかたはもちろん、Voiceover操作開拓にもぜひ利用してみてください!また、以下にU R Lも貼り付けておきますので、ぜひ周りにもご拡散ください。
日本初の、Voiceover専門スマホサポートコールセンターの立ち上げ、ぜひ、応援していきましょう!
アイガイドフィルムについての座談会と報告をまとめたねこまた記事リンク(笑)
②ツエストポーチ
「まつのすけ」さんというブースで、面白い商品を見つけました。
東京都杉並区高井戸の会社のようです。(会社リンクはこちら)
白杖を強力な磁石で即座に保持できる上、他にも便利な機能がさまざま搭載された、「ツエストポーチ」という商品です!
紹介動画があるのでこちら(リンク)にはっておきます。
なかなか大きめのウエストポーチで、以下のような特徴があります。
1.ウエストポーチの両サイドに強力な磁石がついており、白杖にもセットのマジックテープでつけられる磁石をつけることで、白杖を近づけただけで強力に保持!両手で何か作業したいとき、すぐ白杖を離すことができます。白杖側につけるマグネットもマジックテープの帯で簡単につけはずしやずらすことができ、角度も自在のため、座っているときもポーチにつけていることが可能。
2.ウエストポーチのバックルも、ドイツの最新式の「マグネットバックル」を採用し、近づけただけで強力に装着!はずすときはひっぱっただけではもちろんはずれませんが、装着中はそんな操作をやるわけがない「上下に」ずらすと、簡単にはずすことができます。
3.ポーチ全面に携帯電話などを収納できるファスナー付きの大きなポケットが2つ、横並びについており、中には落下防止のDカンも。
4.メインポーチもなかなか大きい!
5.全体的に黒で、男女、年齢、服装関係なく合わせやすく、ファスナーなどが蓄光したり色々なところに反射材がついているので、周囲にも気づいてもらいやすい。
6.ウエストポーチの真下部分に、二本のベルトで中に物を挟むことができるようになっており、予備の白杖や折り畳み傘、ペットボトルなどを入れておくことも可能。
外出時は常にウエストポーチ派の私は、大変便利!と感じました。
ただ、まだ「商品化計画」段階で、その場に現物はありましたが、8月31日までのクラウドファンディングで購入可能というかたちでした。
クラウドファンディングの締め切りは現段階で過ぎてしまいましたが、12月に発売予定だそうです。
③ナビレンス
ご存じのかたもおられると思いますが、「ナビレンス」というアプリがあります。
同じアプリのWebページから、QRコードのような小さなマークを紙やシールなどに印刷し、そのコードマークに情報を登録、そのコードマークを例えば家の中の見分けにくいものや、建物の入口などなどに貼り付けておくと、その数メートルか十数メートル以内で携帯電話でナビレンスアプリを開くと、即座に「近くにコードがある」と反応し、何メートル先のどこにそれがあるか、そのコードの情報内容を即座に捉えて教えてくれる、というものです。
今回の大阪万博での道案内などにも使われ、少しずつ、広まりつつあるそうです。
他、触ると信号の色を「振動」で教えてくれるという、夜間でも音響ではなく振動で常に信号がわかる、という機械があり、これにナビレンスのコードをつけて連携し、街中の信号の脇に置いておこう、というような取り組みもあるそうですよ。
④盲導犬体験
おまけ報告記事ですが。笑。
わんわんのふわふわさらさらふんにゃふにゃ具合をここに報告いたします。
ねこまたは去年、初めて同じ会場で盲導犬体験をしましたが、去年の慎重で私の様子を細やかに見ながら動いてくれていた子と違い、もちろん私の様子はとても見てくれてはいましたが、性格的に「よし、いくぞぉっ。」というような、張り切ってとたとた自信を持って突き進むような、リーダー的な性格の子との廊下歩行、階段昇降を体験しました。盲導犬も1頭ずつ、本当に性格が出るのですね!
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2.2025年10月4日 「アイフェスタ イン ちば」
さて。10月4日、土曜には、千葉県、船橋市中央公民館にて、「アイフェスタ イン ちば」という、視覚障害福祉機器展、相談会、盲導犬体験などがおこなわれるイベントがあるそうですよ!ウェブサイトはこちら。
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3.2025年10月4日、5日 「ダイバーシティパーク2025 イン 新宿」
同じ10月4日と翌日5日の土日には、東京都、新宿駅西口、中央公園にて、視覚障害ほか、多様性をテーマとした大きなイベントが開催されるそうです。
盲導犬関係のかたから情報を得ましたため、盲導犬体験があるよ、くらいしか私もまだ知らないのですが、視覚障害関係の領域では眼科関係者なども多く集まるイベントだそうで、出展や相談など、たくさんあるそうです。
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4.10月16日、17日、18日 「サイトワールド2025」
説明は不要だと思いますので、長くなるのでリンクのみ、はりつけます。
今年の開催は10月の16日から18日、場所は去年と同じ、墨田区錦糸町駅の、マルイビル7階です。
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5.11月3日 「取り残されそうな人を地域で支える 眼球使用困難症を一例に」シンポジウム
11月3日、月曜祝日は、場所としては神奈川県、京成線の相模原大野駅近辺ですが、オンラインでも同時開催で、「取り残されそうな人を地域で支える 眼球使用困難症を一例に」という、3つの団体、目と心「地域で支える」プロジェクト、NPO法人目と心の健康相談室、公益社団法人神奈川県社会福祉士会相模原支部、共催による、シンポジウムが開催されます。
入場無料、現場集合での申し込みはもちろん、オンライン参加、その他、後日の報告書送付希望のみの申し込みも可能です。現場集合の場合は、ナビレクのコース案内や、お迎えも可能。
詳細は、このメールに、PDFのチラシと、チラシのテキストデータ版を添付しております。
ぜひ、ご参加、ご共有、拡散いただければと、思います。
あ、いや、ねこまたはスタッフ側ではなく、チラシに外出時の遮光グラスと帽子の写真をちょっと使われただけですが。笑。
ただ、とっても、視覚障害や制度の狭間の人たちに、当事者目線で寄り添って飛び回っておられるかたが、あらゆる面を細やかに考えながら企画して来られたイベントですので、とても心の籠ったイベントになると感じております。
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点字の森新聞、第2号の内容は以上です。
では、またねこ!
以下、署名。
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点字の森新聞 第2号 2025年9月3日版
点字の森のねこまた(イムラーン)
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