Vacuum Tube 2

真空管45(245)シングルアンプ

P&C 真空管10(210)シングルアンプ

P&C 真空管71(271)シングルアンプ

P&C 真空管WE293APPアンプ

SLHの245シングルアンプ

バルブズワールド6AS7GPPアンプ

845シングルアンプ

300Bシングルアンプ

845シングルアンプを除いては過去の所有していたアンプ群の一部です。オーディオマニアでは無いので聴いて音を確認して処分の繰り返しです。

上の一番左は私がいつもお世話になっている岡山の方から作製して頂いた45のシングルアンプです。

他上の3台は東京の西新宿にある「P&C」製作のアンプです。いずれも音は良かったですが、特にWE293AのPPアンプは最高でした。

下の一番左が山梨に工房を構える「サウンドライフハーモニー」製作の245シングルアンプ。2番目が今は無き「バルブズワールド」製作の6AS7GPPアンプ。

3番目は現在も所有している「個人製作」による845シングルアンプ。4番目も「個人製作」による300Bシングルアンプ。

真空管アンプはトランス(出力トランス・電源トランス・チョークトランス)で音が決まると言われています。上記のアンプはいずれも有名なトランスを積んでいます。

とにかく重い!!のが高い(高価)アンプのようです。50㎏近くもあり、とても持てないようなアンプもあります。!(^^)!

上記の中で一番重量が有るのは「845シングルアンプ」で約40㎏あります。重くて一人では持てません。


真空管アンプは手配線が主ですから、いくら古い真空管アンプでも直せる利点があります。トランジスタアンプの場合は部品が無い、基盤が無いなどがありますが真空管アンプの場合は代替の部品が数多くあります。分解して最初から作り直す事も可能なのです。従って50年前のアンプでも整備をすれば綺麗な音で鳴ります。

下にある画像のアンプは1965年にラックスマンが発売した「SQ38Ds」と言うプリメインアンプです。製造後何と60年近く経っています。当時の定価は54,500円でした。

SQ38Dは1988年に復刻版が販売されました。その販売価格は390,000円です。そう考えれば1965年当時の54,500円と言う価格は如何に高かったかと言う事が分かります。デザインが斬新で今でも古臭さを感じさせません。勿論、音も良いです。

下記のアンプは10のシングルアンプです。ページ1枚目の真空管C-202Aを真空管10に差し替えした画像です。真空管をご存知の方は分かりますが真空管には互換性がある物があります。電圧などの規格が同一であれば差し替えが可能なのです。左2本が増幅管、その隣2本が出力管、一番右が整流管です。

この10と言う出力管は別名VT--25とも言われている物で10/VT-25の中でもかなり古い時代の真空管です。ご覧のとおり、電気を通せば「宝石」のような輝きをします。10/VT25でも種類が多くあり、このタイプは貴重な真空管になります。

また、中央と右の画像の整流管80ですが、これも珍しい整流管でフィラメントがM字型をしており右の画像のとおりフィラメントが下まで伸びています。見た目も最高の80ですが、実は、この真空管は日本製なのです。1931年に神田錦町で宮田繁太郎氏が個人創業し1931年に法人成り旧社名は(株)宮田製作所と言います。現在は(株)エレバムとしてネオンランプや蛍光ランプなどを製作しています。出力管の10と整流管80を灯せば気持ちは真空管パラダイスに引き込まれます。