土質研究室 　Soil Mchanics and Geotechnical Engineering laboratory

研究室概要

土質工学（土質力学）・地盤工学

地盤工学（Geotechnics，Geotechnical Engineering）は，建物など構造物を建設するための"基礎"や地盤災害，地盤環境などを対象とした学問分野です．地盤工学が取り扱うものは主に土と岩ですが，本研究室では「土」（soil）を対象としており，本研究室は，土質工学／土質力学（Soil Mchanics）が専門です．活動内容は，物理・力学試験や模型実験，数値解析を通して地震時の液状化や豪雨時の土砂災害，土壌汚染など「土」にまつわる諸問題に関する研究活動を実施しています．また，近年では，土／地盤から研究対象を広げ，アスファルト混合物など舗装工学分野に関する研究も行っています．

※当研究室では，特に室内要素試験による”土”や”粒状体”の物理特性・力学特性の把握に力を入れており，振動三軸試験機や中空ねじりせん断試験機など複数の土質試験装置を保有しています．

教育・研究活動

【教育】土質工学／地盤工学，あるいは舗装工学に関する専門知識・技術の習得の他，学術講演会や国際／国内シンポジウムへの参加発表によるプレゼンテーション技術の向上，作業計画の立案やスケジュール調整のスキル獲得など，研究室での活動期間が卒業・修了後に土木技術者／地盤技術者となり社会で活躍できるための準備期間となるよう，スタッフは所属学生へ自己研鑽の場所の提供に努めます．
所属学生一人一人が当事者意識を持って研究活動を行い，皆が主体性をもって行動することに対し、研究室として最大限サポートします．
【研究】土質工学／地盤工学，あるいは舗装工学における「防災・減災，災害対策」，「長寿命化」，「気候変動」への対応をキーワードに他大学や公的研究機関，民間企業との共同研究・委託研究／実験を実施しています．毎年のように発生する自然災害（豪雨，地震）や，環境問題（土壌汚染，廃棄物問題等）に対して研究活動で得られる成果を社会に還元し，研究活動を通して”より良い未来・地域社会の発展に貢献すること”を念頭に活動しています.