海に向かって並んで座った
きみの横顔いま潮風が撫でたんだ
海に向かって並んで座った
ふたりの肩がいまちょっとだけ触れたんだ
遠い未来の約束より
たいせつなのは
ここにいることなんだろ
ここにいることなんだろ
ここにいることなんだろ
さぁあたたかいコーヒーを
波打ち際で並んで立ってた
きみの白い指 青いシーグラス見つけたね
絶対なんてことはない
変わってくんだな
空も雲も風も鳥も
海も波も砂も光も
ひとのこころも手の中の
きみが淹れてくれたコーヒーも
遠い未来の約束よりも
たいせつなのは
ここにいることなんだろ
きみといることなんだろ
海にいることなんだろ
さぁあたたかいコーヒーを
きみとあたたかいコーヒーを
思い通りにいかないことの方がむしろ多くて
神のみぞ知る ってことばに人は救われて
そしてまた
今日も一日過ごせたね
と穏やかに
手を重ねあえる きみがいて
朝の水たまりに映る雲が綺麗だった とか
すれ違った子犬の鈴がきらりと光った とか
そしてまた
今日も一日過ごせたね
と穏やかに
手を重ねあえる きみがいて
もうしばらくは会えないってことを嘆いてみたり
金木犀の香りに思い出してみたり
小さなこと
大きなこと
生きていること
満ち欠けお月さま 繰り返す 繰り返す
角にできたパン屋のクリームパンが美味しいとか
洗濯物がよく乾いておひさまのにおいがするとか
そしてまた
今日も一日過ごせたね
と穏やかに
手を重ねあえる きみがいて
きみがいて
きみがいて
あじさいのいろは
夜明け前の 東(アガリ)の空の色
あじさいのいろは
あのひとの優しい声
あじさいのいろは
迎えに来てくれたエプロンのいろ
あじさいのいろは
あのひとのほほえみがお
虹の前には雨が降る
雨はすべてのいのちにとって
たいせつなのだから
あなたの涙も そう
流したら それでいい
あじさいのいろは
雨上がり おだやかできよらかないろ
あじさいのいろは
あのひとの生まれたころ
こんな毎日がずっと続いていると
大切なことを忘れてしまいそう
きみのえがおとか
きみのにおいとか
こんな毎日がずっと続いていると
大切なことを忘れてしまいそう
きみのえくぼとか
きみのにおいとか
目に見えぬ大きな力にマスクされて
僕らはどこまで追い込まれるんだろう
そう思わずに 諦めずに
どうかこの手を放さぬように
いつか終わりは必ず来るさ
その日がはじまり 必ず来るから
こんな毎日もう少し続いても
大切なことを見失わないように
きみの想いとか
ぼくらの未来とか
こんな毎日が終わりを告げたとき
大切なことを喜びあおう
きみのにおいとか
ぼくらの未来とか
弱虫の意気地なし
人の顔色ばかり
うかがって生きてきました
お調子者で生き抜いて
本当は底なしの
人見知りなんです
それでもいいですか
なんとかなりますか
ここから また始められますか
月影ひとり帰り道
ついてくる ずっとついてくる
君もどこかで見てますか
同じ月を 同じ月を
取り返しつかぬこと
できもしない大風呂敷
広げては嘘ついて
いっぱいいっぱいありました
人に言えない暗い闇
ずっと閉じたままです
君と出逢って
月を見上げ 想い育て
また あした…
今宵の月がささやいた
まだまだだよと 焦るなよと言ってる
君の場所から見えますか
同じ月が 同じ月が
墨を流し込んだような
海に浮かぶ月 ニヤリと笑う
君もどこかで見てますか
同じ月を 同じ月を
君もどこかで見てますか
同じ月を 同じ月を
夜通し雨止み しらしらと
泣くだけ泣いたら 日は昇る
晴れぬ思いと 晴れた空
涙ぬぐえば 見上げれば
西の空 虹かかる
そんな朝もあるだろう
ひとはなぜ 虹見ると
笑顔になるんだろう
西の空 虹かかる
そんな朝もあるだろう
ひとはみな 虹見れば
優しくなれるんだろう
夜明けの海に しずしずと
今日も漕ぎ出す 船は行く
陽のぬくもりを 背に受けて
顔を上げれば 見上げれば
西の空 虹かかる
そんな朝もあるだろう
ひとはみな 虹見れば
笑顔になれるんだろう
西の空 虹かかる
そんな朝もあるだろう
てぃーだの神に 生き抜けと
背中を押されるんだろう
てぃーだの神に 生き抜けと
背中を押されるんだろう
指先のにおいをかいで
ふるさとを思い出す
そんなきみの仕草が ほら
一枚の絵のようで
すだちの香りは私の
生活の中にあるの
いつかはまた橋を渡り
あの町へ帰るわと
都会の喧騒の中でもがく
きみはいま 幸せなのか
それは幸せかどうかじゃなくて
精一杯やってるってことだろ
すだちが母から届けば
少しだけ胸が詰まる
瞳を深く閉じたまま
少しだけ 微笑んだ
ぞめきの喧騒の中で踊る
きみがほんとのきみなのか
それはほんとかどうかじゃなくて
だいじに生きてるっていうことだろ
指先のにおいをかいで
ふるさとを思い出す
居酒屋のカウンターで ほら
きみだけが絵のようで
モヤモヤを抱えて生きるのは 恥ずかしいことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは 人として美しいのだ
モヤモヤを抱えて生きるのは 情けないことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは 人として尊いのだ
見えすぎて前に進めないとか 気づかぬほうが良かっただとか
鈍感だったら楽だろうとか そんなこと 思わなくていい
モヤモヤを抱えて生きるのは 優柔不断なのではない
モヤモヤを抱えて生きるのは なにかが違うと感じるからだ
自分にしかわからないことがある 君しか知らない世界がある
いつか見た素晴しい朝焼けを あぁ誰かに 伝えたいよ
イライラをぶちまけるのは そこに理由があるからだ
モヤモヤを抱えて生きるのは そこに希望があるからだ
そこに希望があるからだ
やらない言い訳を見つけては やっぱり自分を守ろうとする
そんな自分がいちばんヤヤコシイ 弱虫のまま生きてやれ
モヤモヤを抱えて生きるのは 恥ずかしいことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは 理想と現実の差が見えるからだ
本当はあれがしたかったとか 君のことが一番好きだったとか
死ぬとき思うかもしれないけれど 幸せならば それもいい
モヤモヤを抱えて生きるのは 恥ずかしいことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは 人として誇らしいのだ
雨が降ったら傘をささずに 空を仰いでみるといい
どさくさまぎれに流す涙を 神様 見逃してくれますか
モヤモヤを抱えて生きるのは 恥ずかしいことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは なりたい自分があるからなのだ
モヤモヤを抱えて生きるのは 恥ずかしいことではない
モヤモヤを抱えて生きるのは人として 尊いのだ
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