instruments

■YAMAHA FG130 (Green Label)

1974年製   /   シモクラセカンドハンズ(東京・お茶の水)にて2019年に購入

「小ぶりで良く鳴る国産の中古。しかも左・・・。」長い間うわごとのように言い続けていました。昔からこのフォークタイプシェイプが好みだったんだけど、まさか出会えるとは!ホンマ、願ってると叶うもんですねぇ!中古ギター専門店のリペアスタッフさんはこの時代のFGをもう数百本とメンテナンスしてきたベテランらしく、この子もスッゲーいい感じにバッチシ調整してもらえました。小柄ボディに加えギリギリまで低くしてもらった弦高も、てとても弾きやすく、そして爆音なのに愛らしい。さすが70年代の国産YAMAHA!値段ではないこの豊かな存在感に惚れ込んでいます。2ndアルバム1曲目「はじまり」、3rdアルバム5曲目「生きているということ」ではこの子のウォームな声が響きわたっています。

Martin 000-28

2007年製   /   Yahooオークションにて2021年に購入

盟友・じゅんや人情(以下、じゅんやくん)が大のMartinファンで、いつかテルさんには000を弾いて欲しいなぁとずっと言われていたので興味はあったんだけれどもMartinを抱えてる自分がイメージできないままでいたんですね。2ndアルバムのレコーディングの昼休み、エンジニア さんとうどんをすすってたらじゅんやくんから電話が!「出ましたよ!マママママーティンのレフティ!しかも000!!どうします買います?買いましょう!テルさん買わなかったら僕が買います!」くらいの勢いで手に入れてもらったのです。お茶の水の某正規代理店〇〇楽器で購入すればきっと40万近く・・・それが半値以下。ところどころ痛みはあれど、さすがMartin!繊細な煌めきはバツグンです。2023年春には「照照」のパートナー・てるみんのソロアルバムレコーディングで大活躍してくれました。現在はメズム東京での「mesm showcase」で最高の音色響かせてくれています。

■Gibson 1962 J-45

1998年製   /   谷口楽器(東京・お茶の水)にて購入

Rockabilly バンド・OK牧場(おっけーぼくじょう?ではなくておーけーぼくじょう!なので間違えないようお願いします♪)の頃からの愛機。1962年モデルはなんといってもKluson(クルーソン)型の白いつまみのペグとデカピックガードが見た目特徴なのですが、このペグがなんともチューニングが狂いやすい(誰ですかクルーソンなだけに…とかボソッと言ってるのは!)。まあそれも愛嬌です。なんともGibsonらしい気分屋で暴れん坊でウッディな中太サウンド。そのオールマイティで度胸のあるパフォーマンスはどこでも頼りになります。2016年12月にセミハードケースの蓋のチャックが全く閉まってないまま背負って、落下。そんな事故で大怪我しながらも奇跡の復活を遂げた「傷だらけのローラ」とはこの子のことね。

■Guild F-50RNT

1981年製   /   購入店不明(東京某所) 2000年に購入

腰のくびれと大きなお尻の豊満Body、デカピックガード、ごつめのインレイ 、これでバチーンて殴られたら相当痛そうなヘッドデザインに堂々とGのマーク。ビジュアルだけでもすでにもうええ!って程、どこをとっても押し出し十分。そして見た目の通り、というか見た目以上の鳴りはGuildならではギラギラドンシャリさすが単板スプルース!んんんなんとも素晴しい。しかし!!これがなんのなんのまずまず結構重い・・・レスポール2台ぶん?ってくらい。なのでこいつを背負ってる時は「これは筋トレなのだ!」と思い込むことにしています。ちなみにD'Addarioの新機軸「ニッケルブロンズ」弦との相性は最高の倍音でもうびっくり仰天すっかり有頂天。1stアルバム「愛と平和。」レコーディングではメイン機として使用。いまでは、ここぞというステージにどっかーんと大きな顔して登場ます。

■Morris TF-805L

1982年製   /   田原楽器(東京・町田)にて1982年に購入

「スーパースターも夢じゃない」そんなコピーのラジオCMにノセられたのかどうかすっかり覚えていませんが、Morrisです。高1の春に2社(もうひとつはYAMAHA)のカタログをそれこそ穴のあくほど熟読して最終的にお値段2割アップの左用を特注で手に入れました。ボディはチェリーサンバースト、えげつないくらいのサイズの螺鈿ヘキサゴンインレイ、もはや弾きすぎてかき鳴らしすぎてどこかへ飛んで行って消えてしまったハミングバード(当時デザインチェンジしたばかりのMorrisのピックガードの形が気に入らなかったので貼り替えたんですよ)。ここまでパクっても許された幸せな時代の象徴としてのヘッドデザイン(CF MARTIN.....?あわわ)。フォークソング部は放課後いつも視聴覚室で練習をしていました。そこから見下ろしたテニスコートで走る君を見ながらしみったれた歌をたくさん創りました。いいですねぇ10代、アヲハルですねぇ・・・(遠い目)。

■Chaki P-100

1970-1980年代製   /   購入店不明(東京某所)  1991年にdeadstock購入

ブライアン・セッツァーのGretschにシビれていた時期。ある日どこかで(ほんと覚えてない)突然出会い頭の事故にあってしまったのがコイツ。6120とは違うけど、激シブっぷりに一目惚れ!ジャズもブルースも全く弾けないのに!聞けば知る人ぞ知る京都の老舗楽器屋「Chaki」製造、たまたまぽろっと出てきたデッドストックだと言うのだ。しかもレフティときたらもうダメ。ジャンギャラリ〜ンベンベンッ!なんとも独特の鳴りも脳内をむずむずと刺激するし、どうですこのタバコサンバースト。シングルカッタウェイとfホールと艶めかしいアーチドトップ感がセクシーでたまんないけどなんとなくオオクワガタに似てるなぁって思うのは僕だけでしょうか。とはいえ到底弾きこなせるわけもなくライブで使ったのはたったの2回。。。長い間控え選手だったのだけど、最近また引っ張り出してきて弾き始めてます。ほんま美品。でもやっぱりクワガタに似てる。

■Takamine PT-106-LH

1997年製   /   谷口楽器(東京・お茶の水)にて購入

Rockabillyバンドのステージでアコースティックギターに求められるものは「パーカッション」役!と割り切って、カッティングのシャカシャカ音を追い求めていくうちにたどり着いたのが、この小振りなエレアコ。材質にそんなにこだわらなかったので結構安価なランクなんだけど、それでもTakamineらしいぷりぷりぷりりっとした粒立ちのいい音とシャキ感のあるピックのアタックがそれなりに拾えるので、ステージではかなり重宝しました。ぐいぐい動けるしね。最近はここになんとD'Addarioのナイロン弦(ボールエンドのタイプ)を張ってみたところ、、、もう、鳴らないのなんの(笑)!! バリエーションとしてトライしてみたんだけど、難しかった。ナイロン弦はやっぱりクラシックギターに張るもんなのねきっと。。。

■Koaloha KSM-02

2013年製   /   三木楽器(大阪・心斎橋)にて購入

独学でなかなか上達しなかったので、意を決して習いに行きました。そして大勢で奏でる楽しさも知りました。メロディを弾くことも多いので、17フレットあるタイプを探してたところ、おにぎりみたいなホール・ざっくりしたベニヤみたいな木目・とげとげしたヘッド・赤貝みたいな色のペグがもういちいち王道のKamakaと違ってなんだか個性強すぎだよなぁ~って感じだったんだけど、なによりこいつの音色に惚れました。ソプラノのボディにロングネック、独自ブレイシングシステムもあって、来たぜKoaloha!って感じのコロコロッとした乾いた音色でしかも爆音。ただ僕の奏法だと通常の太さの1弦ではビンビン鳴っちゃってアンサンブルでは悪目立ちする。そこで4弦を張ってみたところ、けっこういい感じに!ハリと艶と芯のあるキャラ濃いサウンドのおかげで、いまじゃ歌っテルの演奏スタイルのひとつとなって、弾き語りに大活躍しています。

■ Famous FU-180P

製造年不明   /   1995年にぐんちゃんから譲受

「コレは僕が持ってるよりもテルさんが持ってたほうがいいと思うから」って言って、関西転勤が決まった僕の壮行会の時にぐんちゃんがくれました。こいつと、南米の笛を。ひとりでさびしい夜はポロンと鳴らしてやってくださいよ!まぁテルさんのことだからそんな夜はないと思いますけどね!うしっしっし!!って笑いながらくれた、ぐんちゃん。赤ちゃん時代の長女が思いっきりブン投げてネックが折れたことも、ブリッジが割れてしまったこともありました。でも何度も修理してちゃんと復活してます。最近は柑太と海に行くとき一緒に持ってく「海レレ」。ぐんちゃんも大好きだった海。動画配信『いつもの海から愛と平和を歌っテル』はこいつがいなかったら始まんなかったんだよ。

聴いてくれてるよね、天国のぐんちゃん。