第4回開催報告

「日本企業の水ビジネス戦略における課題と

今後の展望」

2018年5月10日に、都市・水インフラの将来を考える会第4回勉強会を開催しました。

今回は、宇都 正哲 教授(東京都市大学 大学院環境情報学研究科都市生活学専攻)より 「日本企業の水ビジネス戦略における課題と今後の展望」という題目でご講演いただき、質疑を行いました。

概要は次の通りでした。2000年代に入り、日本企業では100兆円と言われる水ビジネスに着目し、様々な取り組みをしてきた。しかし、当初のブーム的な熱狂は冷め、なかなか水ビジネスでグローバルに活躍できている企業は少ないのが現状である。講演者は、政府、商社、重電、金融、部材メーカなど、水ビジネスに関わる様々なプレーヤへコンサルティングを行ってきた経験から、複眼的な見地から日本企業の水ビジネスにおける課題と今後の展望をお話しする。

どちらかというと、技術的なバッググラウンドを持つ参加者が多く、商社・金融と言った"ビジネス"の面からの検討内容の説明に対して多くの質問があり、予定の時間を超過して活発な質疑が行われました。

宇都先生、ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

次回は7/11に「CPS:サイバーフィジカルシステム と社会インフラ」についての話題となります。是非ご参加ください。

参加者:49名(企業 42名、官公庁 3名、大学・研究機関 4名)