都市・水インフラの将来を考える会

(1)趣旨

今後10年、20年先を見据えて、水分野(水道、下水道、水環境など)の課題を多角的に議論する勉強会を設置します。人口減少時代では、水インフラが支える都市や生活そのものが大きく変化することが予想されます。そうした変化に順応するためには、IoTやAIなどの最新技術や、広域化や官民連携などの新たな事業の枠組みを活用することが期待されています。現行の機能を維持しつつ、新たな社会的価値を創出するためにはどのような活用の仕方があるのか、議論したいと思います。また、国際的にはSDGsに向けて様々な取り組みが進められており、改めて、我が国の水分野の国際貢献のあり方を見つめ直したいと思います。全6回の勉強会を通して、水分野をとりまく社会や技術の動向に視野を広げ、将来の水インフラのあるべき姿を語りましょう。

(2)勉強会

第6回 2018年 9月3日(月)

「暮らしを支え、未来(あす)の環境をつくる東京都下水道局の取組について(仮)」

講師:東京都下水道局建設部設計調整課長 武藤 真 氏

場所:東京大学工学部14号館 2F 144講義室

時間:19:00 開始、20:30 閉会

概要

 東京都下水道局は、首都東京の都市活動や800万を超える都民の生活を支える下水道事業を担っています。特に、深刻化する施設の老朽化や、激甚化する集中豪雨への対応など様々な課題に対して、最前線の現場で日々取り組んでいます。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催とその後も見据え、下水道サービスのさらなる向上に取り組んでおり、そうした東京下水道の事業について紹介いたします。
また、将来の東京下水道の方向性についても触れたいと思います。

<これまでの開催>

第1回 2017年11月7日 「都市の未来と水」

講師:東京大学大学院工学系研究科 都市工学専攻教授 浅見 泰司 氏

第2回 2018年 1月19日(金) 「水道・下水道事業の官民連携の未来」

講師:新日本有限責任監査法人 福田健一郎 氏

第3回 2018年 3月7日(水)「TMPおよびTMPジャンプ予モデルを利用した省エネ型 MBR 散気モードの設計」

講師:東京大学大学院工学系研究科 化学システム工学専攻教授 船津 公人 氏

第4回 2018年 5月10日(木)「日本企業の水ビジネス戦略における課題と今後の展望」

講師:東京都市大学 大学院環境情報学研究科都市生活学専攻 教授 宇都 正哲 氏

第5回 2018年 7月11日(水)「インフラ維持管理問題におけるCPS;Cyber-Physical Systemsを用いた社会再設計」

講師:東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター教授 中田 登志之 氏

(3)参加登録方法

第6回のお申し込みは <第6回> のフォームからお申し込みください。

お名前、ご所属、連絡先メールアドレスを、問い合わせ先のメールにご連絡いただいても構いません。

参加費:無料

参加可能数:80名程度、先着順

(4)問い合わせ先

都市・水インフラの将来を考える会

幹事会メンバー(古米弘明、浅田素之、吉田 敏章、嶌田泰彦、春日郁朗、安田将広)

e-mail: urban.water.future@gmail.com