D1_京都大学グリークラブ

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男声合唱組曲「わがふるき日のうた」より「鐘なりぬ」
作詩:三好達治 作曲:多田武彦
中村匠吾

琵琶湖周航の歌
作詞:小口太郎 作曲:吉田千秋
中村匠吾

鐘なりぬ

三好達治作詩、多田武彦作曲。「鐘」とは出陣の鐘。ある日突然鳴りわたるそれを耳にした青年は、残酷な運命を前に、二度と生きては戻れないと知りながら悲壮な決意を固め、家族に今生の別れを告げる。徴兵され戦地に赴く青年の覚悟と戦争の無常、そしてそこに現前する人の世の虚しさや遣る瀬無さを、古文調の詩と劇的な進行によって時に荒々しく、時に優しく描き出している。

琵琶湖周航の歌

京都大学総合人間学部の前身、旧制第三高等学校のボート部の学生らによる恒例の琵琶湖周航の最中に歌われたものが始まり。京都大学グリークラブの黎明期、定期演奏会を開く資金集めのために当時の団員たちが企画した、琵琶湖周辺の高校を回って歌い、ついでに進路指導をするといういわば”グリークラブ版琵琶湖周航”というべき旅の中で歌われた。そうして開かれた第1回定期演奏会から現在までの歴史を踏まえ、グリークラブの原点ともいえるこの歌は今日まで大切に歌い継がれている。

団体紹介

京都大学グリークラブ

京大グリーは1966年に創設され、今年で58期目。毎年夏に東大ジョイント、冬に定演を実施。ヴォイストレーナーのもと発声を鍛えています。愛唱曲集片手に、熱く、そして繊細に、男どもで楽しく歌う団体です。

所在地:京都市左京区 活動人数:16名 設立年:1966年

合唱祭参加にあたってコメント

 京都大学グリークラブは、以前からの団員減少と新型コロナウイルス流行に伴う活動制限で一時は解散も検討しましたが、昨年今年と多くの新入団員を迎えることができ、現在は団員も増加し、活気を取り戻しました。困難を乗り越えた私たちの姿をオンラインで皆様に届けることができ嬉しく思います。そんな思いを胸に希望を込めて一生懸命歌いましたので、ぜひお聞きください。