ウナギの豆知識
ウナギの豆知識
ウナギは、古くから豊かな水ネットワークを背景に命をつないできた水生生物で、我々が学んでいること、活動・フィールドにその生息範囲がほぼ重なります。
加えて、少し専門的になりますが、ウナギは水圏生態系のアンブレラ(傘)種と言われ、その個体数が一定数維持されていれば、
餌生態系も含め、健全な状態であることの証明であると言われています。
ついては、このモニタリング自体を、水圏生態系の健全性評価にできる可能性もあります。
浦和の街にはうなぎの蒲焼を専門にする店が集まっており、江戸時代に中山道を行き交う人にうなぎの蒲焼を振舞っていたという記録が残っている。
「浦和のうなぎを育てる会」は、平成5年度に任意団体として発足、平成28年3月に協同組合となり、「浦和のうなぎ」をさらに広め、伝統の味を後世に引き継ぐべく、食文化の継承や後継者の育成などの活動を展開し、地域の活性化や観光振興に取り組んできた。
また、組合発足後、1年を経過した今、ニホンウナギの資源保護のため、親ウナギが生息する河川や沼・池の環境保全にも取り組んでいくこととしている。
埼玉県サステナビリティ研究会内の産学官連携サークル組織「サステうなビリティ・クラブ」事務局。埼玉県さいたま市(旧浦和市)出身。
平成30年度に同クラブを設立し、ウナギを切り口としてサステナブルな社会を目指す活動を続けている。本業は埼玉県庁職員。埼玉南部漁協と東部漁協にも組合員として所属。認定NPO法人「水のフォルム」ではCSR連携を担当。