ひめゆりの塔

感想文

1日目の事前学習でも映像を見たけど、改めて、戦争について考えさせられました。事前学習には無かった、実際に体験した人たちの証言がたくさん聞くことが出来ました。いろいろな人たちが証言しているのを聞き、どのくらい苦しかったのか、とても知ることが出来ました。いろいろな選択肢がある中で、生き残ってくれて、メッセージを残してくれた人たちに感謝したいです。体験について知ることが出来て良かったです。昔の資料を見るだけで、とても悲しくなりました。 

ひめゆり平和祈念資料館では、事前学習で見たビデオよりも、より戦争の悲惨さや、痛ましさ、学徒隊や教師の人たちの辛い仕事内容や精神的な辛さが伝わってきました。

鬼畜米英という考え方のもと、自決した人も沢山いて、殺されるのも怖いだろうけど、自決するのもとても怖かったんだろうなと思いました。

ひめゆり学徒隊は陸軍病院で働いているので、ある程度の安全は確保されているのかと思っていましたが、まさか夜中に水汲みに行くなど、命の保証はない仕事もこなしているので、私が想像しているよりもとても大変な仕事だったのだと思い知らされました。

そして、教師の「安全な場所を探して一人でも多く生き延びなさい」という言葉は、戦争を経験していない人たちに、戦争の酷さを伝えるためにとても大事な言葉だなと思いました。 

女学校の生徒たちが苦労、命をかけて戦争に携わったその当時の品々が展示されていて、その品々に着いていた錆や泥、患者の血が見れて、現場の状況を物語っている様に感じました。この戦争で日本が負けて良かったと僕は考えます。この戦争で日本が勝った場合、その犠牲になった女生徒たちは"英雄"として称えられます。そうするとその分女生徒たちの犠牲は今よりも薄まって伝わることになります。この悲劇と言える惨劇をハッピーエンドとして終わらしてはいけないと僕は思いました。 

本当に心苦しかったです。見ていて途中で立ちくらみがありましたし、突然笑いあっていた日々が壊されるなんて想像がつかったので、映像を見て証言を聞いてとても悲しくなりました。一人一人の特技や性格、笑顔の写真をみて本当に生きていたんだなぁとキツかったです。今回は途中でギブアップで早足で逃げちゃったので、次沖縄に来た時全部閲覧できるように頑張りたいです。それと、石川に戻ってからも少し戦争と人間の命に関心を持って行きたいと思います。