【GM】
紅ちどり
【演目】
「禍槌は悔恨に啼く」(公式シナリオ「スーパーシナリオサポートvol.3」より)
【PL人数】
3~5人
【レギュレーション】
演者レベル3。基本(改定前)/IZまたは書架(全員所持の場合のみ)
【備考】
TRPG初心者、モノトーンミュージアム未経験者も事前打ち合わせ(日程は別途設定)に参加いただけるならば可。
【捕捉】
本演目は、職工の国を舞台にからくり技師の苦悩を彼らに仕える者の葛藤を描いたものです。
クイックスタートでは、逸脱能力《偽りの不死》取得のキャラクターが少ないので、PL間で相談の上、取得人数を増やすよう努めるとよいでしょう。
【ツール】
ココフォリア
【今回予告】
大槌小槌がこだまする、白領の裾野は職工の国
鉄打ち木を組み生命を削り上げる名工も、現人神には足りませぬ
胸の内には焦燥が、振るう腕には渇望が
心の狭間に虚無は忍び寄り、歪みは芽吹かんとするのでしょう
これは、ひどくささやかな物語。英雄も怪物もいまだ無き序曲
哀れな異形の産声となるか、技繋ぐ師弟の絆となるか
すべては、皆様のお仕立て次第
モノトーンミュージアム『禍槌は悔恨に啼く』
――かくして、物語は紡がれる
【ハンドアウト】
PC①
パートナー:リアン・C・デトナー
感情:不安
クイックスタート:鋼の造物主
クラス:職工
君は職工の国のからくり技師だ。直弟子のリアンが、その才能に目を付けた豪商によって引き抜かれたのは半年前のことだ。未熟なままに工房から去った彼が、君はいまでも心配でならない。そんな中、新年の祝祭に出品する君の新作からくりの部品がなくなってしまった! なんとしても祭りまでに新たな部品を造り直さねばならない。
――――――――――
PC②
パートナー:リアン・C・デトナー
感情:不安
クイックスタート:歯車仕掛けの従者
クラス:からくり
君は若きからくり技師リアンに造られたからくりだ。君を造ったことで彼は一躍脚光を浴び、みずからの公房を構えるまでに成長した。しかし近頃のリアンはめっきり冷たくなり、新作造りに熱中している。このまま自分は主から必要無い存在となってしまうのだろうか。どうすれば彼にまた、必要としてもらえるのだろうか……。
――――――――――
PC③
パートナー:アマンダ・ネブースト
感情:友情
クイックスタート:名もなき旅人
クラス:旅人
君は左の地をさすらう旅人だ。職工の国に立ち寄った君は武具の手入れのため、馴染みの鍛冶屋アマンダの元へ向かった。しかし、そこで見たのは倒れるアマンダの姿。君はすんでのところで襲撃犯を取り逃がしてしまう。このまま引き下がるわけにはいかない……君は友人を傷つけた犯人を追うと決意した。
――――――――――
PC④
パートナー:クレリッツィオ三世
感情:不信感
クイックスタート:針の魔女
クラス:裁縫師
君は職工の国の裁縫師だ。鍛冶屋街で起きた襲撃事件の調査に君は駆り出された。異形が相手ではないが、これも仕事だ。
事件現場で調査を進める君の前にひとりの邪魔者が現われた。職工のパトロンとして有名な豪商クレリッツィオ三世だ。やかましく口出しし続ける男に辞意しつつ、君は事件の調査を開始した。
――――――――――
PC⑤
パートナー:PC①
感情:忠誠
クイックスタート:微笑する執事
クラス:従者
君はからくり技師PC①の元で働く従者だ。新年の祝祭も目前に迫ったある日、君はPC①の新作からくりに使う大切な軸歯車が紛失していることに気づいた。部品の管理は君の仕事だ……。このままでは、PC①は作品を完成させることができなくなってしまう!
君は主にすべてを話し、新たな部品造りの助力を決意した。
【メッセージ】
初めまして、紅ちどりと申します。
モノトーンミュージアムGM歴は浅いですが、愛はとってもあるGMです!
今回はSSS(スーパーシナリオサポート)よりシナリオを選びましたので、初めてさんも一緒にモノトーンミュージアムの世界に浸りましょう!
今回の演目につきまして、最初は異形らしい異形がいないので「おや?」と思われるかもしれません。
紡ぎ手の皆さんで異形の誕生を阻止し、『めでたしめでたし』を取り戻すことを願っております!