全国の多くの自治体で、急速な人口減少・高齢化が進行しており、地域内の経済・雇用をはじめ、まちを維持するための諸活動に支障が出始めています。また、各自治体が直面する「まちづくり・住生活の質の向上」に関わる課題は、多くの場合、多様かつ複合的であり、従来の行政各部局単体による対応は難しくなっています。こうした状況は、豊浦町も同様です。
一方、北海道立総合研究機構、北海学園大学、室蘭工業大学の3者は、それぞれが豊浦町をフィールドとして実践的な研究・教育を行ってきた研究教育機関であり、それぞれに「まちづくり」や「住生活の質」に関する知見やノウハウを蓄積しています。
このたび、「まちづくり」の当事者である豊浦町を含め、上記の4者が一体となって「まちづくり・住生活の質の向上」に取り組むことといたしました。具体的には、①まちづくりのグランドデザインづくりの検討と、それに関連する②フィールドサーベイ・住民ワークショップ等を中心とした、実践とそれを通じた研究・教育活動を行う予定です。
この4者の活動により、豊浦町のまちづくり・住生活の質の向上に大きく貢献するとともに、住生活基本計画をはじめとした豊浦町の施策検討に対して積極的に関与することで、発展的な研究・教育活動への寄与を目指します。