現在、東洋町のポンカン生産者は約30名(令和2年度時点 ※ )で、主に生見地区のパイロット山と、ナベシコ地区で生産されています。高齢化も進み、60歳以上の生産者が81%を占め、平均年齢は65歳を超える産地ですが、近年30~40歳代の若い担い手の参入もみられます。
※ JA甲浦柑橘部員:26名
出荷形態は多様で、JA出荷、市場出荷、個人販売、店舗販売等があり、JA出荷率は30〜40%程度となっています。
JAではポンカンの産地力や販売力強化を目的に、平成28年3月に糖酸度光センサー選果機を導入。東洋町産ポンカンをはじめとする、JA高知県安芸地区管内のポンカンを一元集荷し、光センサーにより選び抜かれたポンカンをオリジナルブランド「土佐よさこいポンカン」として販売するようになりました。
市場での認知度も年々向上し、光センサー選果果実の付加価値等が認められ、令和2年産より高知県内大手スーパーチェーン「SUNNY MART」での販売も行われることとなり、これまで関西市場を中心に出荷されていた「土佐よさこいポンカン」も県内消費者にとって身近な果物となってきます。