年度末の協議会を開催しました

 18日、年度末の協議会を開催し、活動報告と次年度の活動計画、策定した「東洋町ポンカン産地振興計画」の承認を受けました。
 大きな3つの課題の1つである「後継者対策」については、開催前日の17日にポンカンの後継候補としての地域おこし協力隊の募集がいよいよ始まりました。次年度は後継者確保に向け一層のPRを行うとともに、YouTube動画による継承希望園地情報の発信も行う予定です。
 「鳥獣対策」については被害実態をマップに落としていき可視化するとともに、「低樹高化」については2園地で実証展示を行っていきます。
 さらに、新たな取組として高知県がすすめる「ドローン実証事業」について、防除労力がかかる急傾斜の段畑でデモを行い、ドローン防除の可能性について検討していく予定です。
 出席した生産者代表からは、今年度の販売を振り返って、さらなる単価アップへの取り組みと、出荷時の選果基準を厳しくし集出荷場での人件費削減による諸掛経費の削減を求める声が上がり、今後甲浦柑橘部において厳格なルールづくりをしていく方向で意見が一致しました。
 また、役場からは次年度の協議会の活動経費が議会で承認されたとのことで、産地PR用のチラシや販促用ののぼりや法被などに活用しては、との意見も出ていました。
 発足して間もない協議会ですが、活動を通して東洋町のポンカンが抱える課題を共有し、参画したメンバーの得意分野を活かし課題解決に向け次年度も一丸となって取り組みを進めていきます。

協議会開催風景

地域おこし協力隊募集について説明する役場職員