オーケストラでは主に主旋律を担当しています。ふつう第1と第2の2パートに分かれて演奏します。第1ヴァイオリンのトップ奏者はコンサートマスター(コンマス)やコンサートミストレス(コンミス)と呼ばれ、そのオーケストラを代表する存在です。
楽器に張られている4本の弦を馬の尾の毛を張った弓で擦ることで音を出します。約35cmのボディは主な弦楽器の中で最もコンパクトで、また、音域も高いです。
ヴァイオリンがどのように発明されたのか、その起源は定かではありません。1550年頃に突如、現代のヴァイオリンに近い形の楽器が発明されたのです。現存している最古のヴァイオリンは1565年頃にアンドレア=アマティというイタリアの職人によって制作されたものです。日本はその頃、室町時代ですね。
人間の女性の声に近い音色と言われ、そのある種官能的な響きは古来より多くの人を魅了し、様々な楽曲で取り入れられてきました。また、持ち前の華やかさから、近年ではクラシックだけでなく、ジャズやポップスなどでも利用されています。