オーケストラの打楽器と言えばティンパニを外すことは出来ません。ケトルドラムとも呼ばれるように、やかん型の大きな胴を持っています。それぞれサイズと音程の異なる4台を1組で使うことが多く、低音を下支えするとともにオーケストラにアクセントをつける役割をしています。マレットや叩き方を変えることで丸く柔らかい音も固く張りのある音も出すことができます。
昔は皮の張りに偏りが出ないよう感覚を研ぎ澄ましながらネジを1つずつ手で回して音程を調節していましたが、現在では足元のペダルを踏むだけで簡単に音程が変えられるようになりました。技術の進歩とはすごいですね。