RESEARCH

元素を活用したものづくり

Ref)https://iupac.org/what-we-do/periodic-table-of-elements/

有機化合物に対して、様々な元素を組み込んだり複合体を形成することで新物質開発に取り組んでいます。現在は、ホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)等の典型元素に焦点を当てていますが、可能な限り周期表にある多くの元素を扱い、新たな研究ができないかと思案しています。

分子を活用したものづくり

有機化合物は、様々な形状(長方形、正方形、ひし形などに縛られない)を有しています。それゆえ、複数個の有機分子を複合化して、整然と並べることは非常に困難です。これは共結晶化と呼ばれます。
本研究では、有機化合物の形状と分子間相互作用を共同的に利用することにより、①共結晶化技術の確立と②複合材料ならでは新機能の創出、を目的として研究を行っています。 これまでに複合体特有の機能として、蛍光材料、燐光材料、各種センサ材料の創製を達成しました。近年では、固相中で混合するメカノケミストリーを適用することで、複合材料の調製過程における有機溶媒の低減も可能となってきました。

有機合成化学を用いたものづくり

市販されていない化合物については、有機合成化学を駆使することで、目的とする化合物合成を行います。
可能な限り、ワンポット合成、短段階合成、再結晶・再沈殿による精製法に注力した合成法の探索を行います。