Toshikazu Ono Homepage
私は「有機化合物の柔軟性と構造多様性」に着目して、独自の分子集積化技術と立体構造制御を活用した機能性色素の開発に取り組み、「キラリと光るアイデア」と「世界をあっと言わせるものづくり」をモットーに研究活動を行っています。機能性色素とは、光・熱・電気・磁気・温度・圧力等の物理現象を相互変換する究極のマテリアルであり、エネルギー分野・情報表示用分野・バイオメディカル分野を一挙に革新する素材であると信じています。
国内外の大学・研究機関、民間企業とともに共同研究を積極的に推進しておりますので、興味のある方はお気軽に連絡いただけますと幸いです。
講演会などもお声がけよろしくお願いいたします。
現在進行中の研究(九州大学助教、准教授)
お知らせ
2024/4/24更新 「Creation of photofunctional materials through supramolecular complex formation and host–guest chemistry」とのReviewが、J. Incl. Phenom. Macrocycl. Chem. にAcceptされました。SHGSC Japan Award of Excellence 2023のCollectionとなります。
View Only Versionはこちら → https://rdcu.be/dFy552024/4/24更新 京都大学生越研究室との共同研究が、Angew. Chem. Int. Ed. にAcceptされました。
2024/3/14更新 「アルミニウム2核3重螺旋錯体の発光特性に及ぼす置換基効果」に関する研究が、Inorg. Chem. にAccept されました。原田先生(大分大学)と村中先生(理研)らとの共同研究となります。
2024/2/6更新 「べンゾフェノン-ナフタレンジイミドの包接結晶を用いた燐光発光材料」に関する研究が、Chem. Asian J. にAccept されました。
2024/1/9更新 石松先生(福井大学)と儘田先生(京都大学)らとの共同研究の成果が、Adv. Opt. Mater. にAcceptされました。
オープンアクセスです!2023/12/13更新 広島大学池田研究室との共同研究が、Chem. Asian J. にAcceptされました。
2023/11/20更新 体験子ども科学館O-laboにて、講義実習を行いました。県の教育委員会のHPにも掲載されました。
2023/11/19更新 「ナフタレンジイミドの構造異性体が光物性および電気化学特性に及ぼす影響」に関する研究が、Chem. Lett.にAccept されました。北海道大学石垣准教授との共同研究となります。
2023/7/15更新 福岡舞鶴高校の舞プランにて、「光で楽しむ化学」に関する講義実習を行いました。
2023/4/12更新 SHGSC Japan Award of Excellence 2023 を受賞することになりました。一緒に研究を行ってきた共同研究者の皆様方に深く御礼申し上げます。
2023/4/12更新 文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞することになりました。推薦いただいた錯体化学会、推薦頂いた先生方、一緒に研究を行ってきた共同研究者の皆様方に深く御礼申し上げます。
2023/3/31更新 兵庫県立大学の田原助教(現 香川大学准教授)らとの共同研究成果がプレスリリースされました。PDFはこちら。
2023/3/14更新 北海道大学石垣准教授らとの共同研究成果がプレスリリース(北大)、プレスリリース(九大)されました。PDFはこちら。
2023/3/8更新 兵庫県立大学の田原助教(現 香川大学准教授)、小澤准教授、阿部教授、九州大学の石松助教との共同研究が、Angew. Chem. Int. Ed. にAcceptされました。
2023/2/14更新 北海道大学石垣准教授らとの共同研究が、Mater. Chem. Fornt. にAcceptされました。Open Accessとなります。
2023/2/14更新 広島大学池田研究室、久留米高専石井研究室との共同研究が、RSC Adv. にAcceptされました。
2023/1/11更新 「軸不斉四核BF2錯体の事後修飾による発光色チューニングと円偏光発光性能の向上」に関する研究が、J. Mater. Chem. CにAcceptされました。
2023/1/10更新 広島大学池田研究室との共同研究が、New J. Chem. にAcceptされました。
2022/10/06更新 広島大学池田研究室との共同研究が、Chem. Asian J.にAcceptされました。超分子ホストを多糖でラッピングすることで、そのセンサ機能を水中でも発揮することができました。
2022/10/04更新「三核ホウ素錯体の合成による分子内電荷移動を利用した赤色・近赤外発光材料の開発」に関する研究が、J. Phys. Chem.CにAcceptされました。
「バイオインスパイアード・ピロールコバルト錯体の触媒反応」に関する総説論文がCoord. Chem. Rev.に掲載されました。
「メカノケミカル反応を利用した発光性多成分結晶の創製に関する研究」に関する論文がAngew. Chem. Int. Ed.に掲載されました。
Angew. Chem. Int. Ed.のFront Coverに掲載されました。
「四核ホウ素錯体を用いた多色発光、円偏光発光材料の開発」に関する研究がAngew. Chem. Int. Ed.に掲載されました。
「多核ホウ素錯体の合成とその凝集状態における白色発光特性」に関する研究がChem. Lett.に掲載されました。
Chem. Eur. J. のCover Pictureに掲載されました。
「塩-共結晶連続体のプロトンダイナミクスと固体発光特性」に関する研究がChem. Eur. J.に掲載されました。
第14回“光”機到来!Qコロキウム での発表動画
「パズルの要領で分子を並べ機能性色素を作る〜分子の形と相互作用は計画的に〜」
機能性色素は、ほぼ無限の分子設計が可能なことに大きな強みを持ち、計算化学と有機合成化学との融合により、所望の性質を持つ機能性色素の創製が可能となりつつある。我々はこの潮流に対し、複数成分の分子(二成分、三成分、それ以上)を用いて、その組み合わせを工夫すれば、乗算的に新しい機能性色素の開発が可能になると着想した。本講演では、分子の形と相互作用に着目した有機多成分結晶の創製について紹介するとともに、外部環境(圧力、酸、ガス等)の変化に応答し、光吸収や発光特性変化を示す光学センサ材料としての応用について紹介したい。
これまでの研究(九州大学助教、博士研究員、学生での研究内容)
Assit. Prof. at Kyushu Univ.
Related Publications
Chem. Commun. 2017, 53, 10878.
ChemElectroChem, 2019, 6, 4199.
Dalton Trans. 2020, 49, 7546.
(概略)コバルト-炭素結合のホモリシスで生ずる炭素ラジカルを利用して、これをフルオロアルキル化と触媒反応へ応用する研究を実施しました。
Postdoc at Osaka Univ.
Related Publications
Chem. Asian J. 2016, 11, 1036.
(概略)アポタンパク質とヘムとの強い非共有結合に着目することで、ヘムタンパク質ー合成高分子複合体の創製に関する研究を実施しました。
Postdoc at Stanford Univ.
Related Publications
Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 1689.
Nucleic Acids Res. 2013, 41, e127.
(概略)色素を含む人工核酸の合成に取り組み、DNA修復酵素の酵素活性を発光強度変化として見出すプローブ分子に関する研究を実施しました。
PhD study at Kyushu Univ.
Related Publications
Nature Mater. 2007, 6, 429.
Adv. Func. Mater. 2008, 18, 3936.
(概略)親油性高分子電解質の合成に取り組み、非極性有機溶媒中で自重の数百倍膨潤可能なゲル材料の創製に関する研究を実施しました。
連絡先
小野 利和
九州大学大学院工学研究院応用化学部門分子教室 准教授
〒819-0395
福岡県福岡市西区元岡744
E-mail: tono[at]mail.cstm.kyushu-u.ac.jp