Toshikazu Ono Homepage

私は有機化合物の柔軟性と構造多様性」に着目して、独自の分子集積化技術と立体構造制御を活用した機能性色素の開発に取り組み、「キラリと光るアイデア」と「世界をあっと言わせるものづくり」をモットーに研究活動を行っています。機能性色素とは、光・熱・電気・磁気・温度・圧力等の物理現象を相互変換する究極のマテリアルであり、エネルギー分野・情報表示用分野・バイオメディカル分野を一挙に革新する素材であると信じています。

国内外の大学・研究機関、民間企業とともに共同研究を積極的に推進しておりますので、興味のある方はお気軽に連絡いただけますと幸いです。
講演会などもお声がけよろしくお願いいたします。

現在進行中の研究(九州大学助教、准教授)

お知らせ

第14回“光”機到来!Qコロキウム での発表動画

「パズルの要領で分子を並べ機能性色素を作る〜分子の形と相互作用は計画的に〜」
機能性色素は、ほぼ無限の分子設計が可能なことに大きな強みを持ち、計算化学と有機合成化学との融合により、所望の性質を持つ機能性色素の創製が可能となりつつある。我々はこの潮流に対し、複数成分の分子(二成分、三成分、それ以上)を用いて、その組み合わせを工夫すれば、乗算的に新しい機能性色素の開発が可能になると着想した。本講演では、分子の形と相互作用に着目した有機多成分結晶の創製について紹介するとともに、外部環境(圧力、酸、ガス等)の変化に応答し、光吸収や発光特性変化を示す光学センサ材料としての応用について紹介したい。

これまでの研究(九州大学助教、博士研究員、学生での研究内容)

Assit. Prof.  at Kyushu Univ.
Related Publications

Chem. Commun. 2017, 53, 10878.
ChemElectroChem, 2019, 6, 4199.
Dalton Trans. 2020, 49, 7546.


(概略)コバルト-炭素結合のホモリシスで生ずる炭素ラジカルを利用して、これをフルオロアルキル化と触媒反応へ応用する研究を実施しました。

Postdoc at Osaka Univ.

Related Publications

Chem. Asian J. 2016, 11, 1036.



(概略)アポタンパク質とヘムとの強い非共有結合に着目することで、ヘムタンパク質ー合成高分子複合体の創製に関する研究を実施しました。

Postdoc at  Stanford Univ.
Related Publications

Angew. Chem. Int. Ed. 2012, 51, 1689.

Nucleic Acids Res. 2013, 41, e127.


(概略)色素を含む人工核酸の合成に取り組み、DNA修復酵素の酵素活性を発光強度変化として見出すプローブ分子に関する研究を実施しました。

PhD study at Kyushu Univ.
Related Publications
Nature Mater. 2007, 6, 429.
Adv. Func. Mater. 2008, 18, 3936.



(概略)親油性高分子電解質の合成に取り組み、非極性有機溶媒中で自重の数百倍膨潤可能なゲル材料の創製に関する研究を実施しました。

連絡先

小野 利和
九州大学大学院工学研究院応用化学部門分子教室  准教授
〒819-0395
福岡県福岡市西区元岡744
E-mail: tono[at]mail.cstm.kyushu-u.ac.jp