富栄養化が進行した湖沼で問題となるアオコに注目し,アオコを浄化するための研究を進めています。アオコとは微細生物の藍藻が異常増殖することにより水面を緑色に染める現象で国内外で発生し,利水上の問題や生態系の劣化を引き起こしています。当研究室では,生態系の機能を活用することで,省エネで持続的なアオコ抑制技術の開発を目指しています。具体的には
① 珪藻を利用したアオコ抑制技術の開発
② 食物連鎖を有効活用したアオコ抑制技術の開発
といった研究に取り組んでいます。
図 福岡県内のため池(左)や中国の太湖(右)で発生したアオコの様子
図 アオコを形成する藍藻Microcystis属のコロニー内に珪藻Nitzschia paleaが侵入している様子。珪藻のこうした性質をアオコ対策に活用することを目指している。
図 アオコが発生する秋田県八郎湖を対象に食物網を調べた結果。ゾウミジンコがアオコを食べていることが明らかになったが,ゾウミジンコはワカサギに選択的に食べられていた。ワカサギ漁獲量を増やせば,ゾウミジンコが増え,アオコ抑制につながる可能性がある。
研究概要