新しい経済地理学(NEG)モデルを中心に、多数の集積形成を説明し得る経済集積理論を学び、自身での理論モデルを構築する能力を習得するとともに、理論に依拠した実証分析の設計について学びます。特に、人口減少下の日本の都市・地域の盛衰について、事実再現性の高い理論を用いて予測する分析枠組みの開発を意図した講義にする予定です。
4月10日〜7月17日, 水曜3限 13:15-14:45 (祝日・公休日を除く)
森によるスライドを使った講義。
経済研究所本館1階会議室(106号室)
オフィスアワー:講義後 & アポイントメントにより随時
(3/20) ウェブサイトを開設しました。
(7/19) 7/20は、報告のChenさんがZoomによる報告となるため、ハイブリッドで行います。
(7/12) 7/13講義スライド掲載しました。対面講義を予定しています。
(7/2) 7/6のGibbons et al. (DP2021)について、彼らの示している結果は、実際にどのような状況に対応しているのか、これまでに学んだ理論モデルを元に、報告する方だけでなく、各自よく考察しておいてください。背景理論がはっきりしない実証分析で、ゆえに実証モデルの意図も不明確にならざるを得ず、研究の見本としてはお勧めできる論文ではありません。しかし、この講義の演習には、よい教材になると思います。計量に関わる技術的な詳細でわからないところがあっても、そこにあまり囚われなくてよいです。基本的なモデル構造や指標の設計、集計レベルなど、根本的な部分に注目してください。
参考文献 [4/11掲載]
(4/13) 講義概要 [スライド(4/11改訂)]
(4/20) 基本事実と研究の展望 [スライド(4/20改訂)]
(4/27) 基本設定 [スライド(4/27改訂)]
(5/11) 代替的定式化 [スライド(5/11掲載)]
(5/18) 連続立地空間と集積の陰 [スライド(5/18改訂)]
(5/25, 6/1) 多地域経済と離散フーリエ分析 [スライド1/2 (5/25改訂)] [2/2 (6/1改訂)]
(6/8, 6/15) 多地域集積理論 & 実証 [1/2(6/8改訂)] [2/2 (6/15改訂)]
(6/22, 29) 中心地理論 & 実証 [スライド1/2(6/22改訂)] [Hsu, EJ2012 (6/29改訂)]
(7/6) 学生報告1. Gibbons, Heblich & Pinchbeck (DP2018) by 森
(7/13) 機械学習を用いた都市成長・衰退要因分解 [スライド(7/13改訂)]
(7/20) 学生報告2. Baum-Snow, Henderson, Turner, Zhang & Brandt (JUE2020) by Chen
(7/27) 学生報告3. Duranton & Turner (REStud2012), Faber (REStud2014), Takebayashi & Seya (In progress) by 竹林