第21回 東京都作業療法学会 テーマに込めた思い
学会テーマ「Now or Never -今、できること-」
第21回 東京都作業療法学会
学会長 中里 武史
2025年は約800万人いる団塊の世代が後期高齢者(75歳)となり、国民の4人に1人が後期高齢者という「超高齢化社会」を迎える、いわゆる「2025年問題」といわれる年に突入します。
「2025年問題」はさまざまな分野に影響を与えることが予想され、作業療法士を取り巻く環境においても、社会保障費の負担が増えること、医療・介護の人員確保、職場支援体制の維持といった業務や作業療法士自身の生活における影響も懸念されています。
また、東京都においては2024年9月時点で14,183,261人と人口は現在も増加している傾向にあり、人口比において東京都内に作業療法士の支援を行き届かせるにはまだまだ数も足りていないのが現状です。
大きな分岐点を迎えている状況において、「今、自分たちに何ができるのか」。
作業療法に取り組むだけでなく、作業療法士を取り巻く環境に対しても「今、何ができるのか」をテーマに、2025年度の学会は
「やるなら今!=Now or Never」を考えた学会として体現できればと考えています。
今回の学会で働きかけたいポイントをまずは4点挙げました。
・より多くの方に作業療法士のことを広く知ってもらうこと。
・作業療法の輪を広げ、多様性を考える機会とすること。
・東京都のさまざまな連携を強化すること。
・作業療法士にとってより働きやすい環境を整えていくこと。
学術的な発展だけでなく、作業療法の多岐にわたる展開につなげるためにも
「今、活躍している作業療法士だからつくることのできる学会」
として、未来に向けた新しい1歩にしていきたいと思っています。