味覚受容体の機能解析や遺伝子発現解析、行動実験、食物成分分析などの手法を用いて、「おいしい」とは何かの理解に取り組んでいます。
私たちはこれまで、「おいしい」と感じることが、動物の食性を決定する上で重要な要因であることを示してきました。魚類から哺乳類まで幅広い脊椎動物を対象に解析を行い、生息環境や食性の変化に応じて、味覚がどのように変化し、適応してきたのかを明らかにしようとしています。
食品中にはまだ知られていない味物質や、味覚を増強・抑制する成分が存在している可能性があります。私たちは、独自に構築した味覚受容体の機能解析技術を活用し、新たな「おいしさ成分」の同定や、味覚の修飾機構の解明に取り組んでいます。
2025.08.29 日本農芸化学会関東支部2025年度大会で髙田さん(M1・明治大学)が口頭発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。「海牛類のマナティとジュゴンにおけるうま味・甘味受容体 T1R の機能解析」について発表しました。
2025.08.22 ラボを移転しました。これまでの明治大学での研究スペースから、東京科学大学へ移りました。
2025.06.28 トヨタコンポン研究所 探査プロジェクト「未踏探索の原理と限界」公開シンポジウムにて、戸田が講演を行いました。本シンポジウムは、学術変革領域A「進化アセンブリ学」との共同開催により実施されました。
2025.05.01 戸田が東京科学大学生命理工学院に着任しました。ラボの引っ越しは8月下旬を予定しています。