「赤松」は、「赤松」「大池下」「神ノ倉」「白土」の一部から2006年に成立した。
「赤松」は赤松(雌松)が生えてくるところ。扇川の源流(字白土の二ツ池が源流であるがこちらは溝であり、川らしい様相を呈するのは大池から)。大池はかつては赤松大池と呼ばれており、字赤松には上流の「赤松新池(上長池、赤松神倉池、赤松上池とも)」と、下流の「神倉池(下長池、赤松下池とも)」があったが、現在は埋め立てにより、赤松新池→神倉池の順に消滅した。いずれも谷間の池で細長い形状をしていたそう。「大池下」は、上記の大池の下にある事に因む。大池は元禄よりも前に造られたと推測されている。「白土」は磨砂を産出したので「しろつち」の字名がある。
参考文献
榊原邦彦(2021)『名古屋史跡巡り一 鳴海史跡巡り』 名古屋市 中日出版株式会社
JLogos 『角川日本地名大辞典』中部地方>愛知県 2024年12月8日閲覧
JLogos 『角川地名大辞典(旧地名)』愛知県>名古屋市 2024年12月8日閲覧
榊原邦彦(1984)『緑区の歴史(名古屋区史シリーズ;6)』愛知郷土資料刊行会
榊原邦彦(2000)『緑区の史蹟』 名古屋市 鳴海土風会
Japanknowledge 『日本歴史地名大系』県別閲覧>愛知県 2024年12月8日閲覧 平凡社