大会情報 更新 2025年8月15日
★2025年度の大会
開催地 Zoomによるオンラインミーティングおよび富士大学(PCワークルーム)での現地開催
2025年9月20日 土曜日 9:35から15:00
午前は個人研究発表 3件
午後は学校図書館に関するシンポジウム
★2025年度大会のプログラムの一部を下記に掲示し、随時更新します
★参加ご希望の方はt-yukio @ morioka-u.ac.jpまで(@の前後は詰めて)高橋宛ご連絡ください。未会員の方も参加可能です。
会場
富士大学 及び Zoomによるオンライン開催
大会日程
2025年9月20日(土)
大会内容
09:15 ZOOM入室可能とする予定
09:20 総会
・昨年度総括
・次年度大会の概要
<個人研究発表> 09:30から 発表時間は30分、つづき10分の質疑応答、つづき10分の交替時間
司会 石濵 博之 鳴門教育大学大学院学校教育研究科 元教授
説明・諸注意
個人研究発表開始
榎本 暁(名城大学教授)
愛知県知多市における語アクセント動態について
本発表では、愛知県知多市における語アクセントの変化について報告する。発表者は、2021年に同地区で調査を行い、その結果を報告しているが、今回は、その結果に若年層(中学生)を中心とする35名分のデータを追加し、同地区における語アクセントの変化をより詳細に、より大きな時間幅でとらえることを試みる。調査対象語は、2021年の調査と同様、東京方言と異なる、この地区に特有のアクセントパターンを持つ語であり、これらの語のアクセントの通時的変化をとらえようとした。主な変化(変化の要因)として、尾張方言アクセントの影響(伝播)、共通語アクセントの影響を報告する。
高橋幸雄(盛岡大学名誉教授)
音韻過程の実質的基盤について
高橋(2024)は、アメリカ英語の①弾音化が音韻過程の複合体であり、②弾音自体の長さは発話の速度・文体に拠らず0.05秒前後で一定している可能性を指摘した。その複合的な音韻過程の候補として想定しうるのは、弾音部分の①正弦波化、②ピッチ曲線の具現、③フォルマントの顕在化、④正弦波の振幅縮小の過程である。electri[k]-electri[s]ityに例示される音素交替は構造変化と構造記述から成る音韻過程として捉えることには不自然はないが、他方で弾音の具現を書き換え規則によって説明する際の動機づけは基底表示の不完全指定という論拠のみである。
齋藤理一郎(群馬県立前橋清陵高等学校夜間部教諭)
読み書きアセスメントの集団指導への生かし方
2022年の文部科学省調査によれば、通常学級に在籍し、学習面に著しい困難さを示す小中学生が6.5%いる。しかし、この中でアセスメントを経て、何らかの支援を受けている子どもたちは少なく、学習(おもに読み書き)に困難を抱えたまま高校に進学する生徒も多い。本発表では、読み書きアセスメントを高校生に実施し、その分析結果を教員が授業改善に活用する一方で、生徒自身も「自分に合う学習方法」を探していく様子を報告する。発表を通して、読み書きに困難を抱える子どもたちにとっての学習のあり方とは何かをし、今後の支援方法を考える。
<シンポジウム>
13時開始の予定
学校図書館の運営に関わるもの
15:05 閉会