この記事では、先生がモニタリング機能を使うとできることを紹介しています。「モニタリング」は基本中の基本の操作ですが、それだけでもできることはとても多いです。詳しい方法は、モニタリングする(いろいろな使い方)を参考にしてください。モニタリングは「配布」とセットなので、まだ「配布するだけ」の記事を読んでいない方は、そちらを読んでからの方がより理解が深まると思います。
下のアンケートでは、この記事の評価や質問、感想をぜひ教えてください。今後の活動の参考にしていきます。先生方の実践についても、ぜひ教えてください。
机間指導のときに有効なのが、モニタリング機能です。この機能は、生徒のノートをリアルタイムで表示できます。生徒の意見や作業の進捗状況がよくわかり、とても便利です。一度にクラス全員のノートを表示できるところも、この機能の特長です。
モニタリング機能を使って、生徒のノートに文字を書き込むことができます。丸付けやアドバイスが簡単です。(丸をつけられた生徒が嬉しそうにしているのを見ると、こちらも嬉しくなります笑)
生徒は「〇(できました!)」「?(質問です)」のボタンを押して、先生に合図できます。モニタリング中に生徒の画面が青色に光っていたら「〇」、赤色に光っていたら「?」を押しているということです。
生徒の感想や解答をクラス全員で共有したいとき、モニタリング機能を使えばとても楽ちんです。2パターン紹介します。
① 先生のタブレットをプロジェクターに接続して、生徒の画面を白板に表示させる。
② モニタリング画面で任意の生徒を「発表者にする」と、クラス全員の画面に発表者になった生徒の画面が表示されます。
自分のノートを見られたくない生徒がいるときは、ノート右上の三本線の「名前を隠す」に設定するといいです。
モニタリング画面で、複数のノートを選択(タップ)して、「拡大」「縮小」の左「比較」をタップすると、選択したノートだけが表示されます。この機能を使えば、複数の違う意見を比べられます。ディベートやパネルディスカッションなどの話し合いで使えます。
週末課題の回収や運搬、返却は大変な仕事ですが、モニタリング機能を使えばしなくてよくなります。さらに、先生の都合のいいときに、いつでもどこでも点検できるのでとても便利です。これは先生だけではなく、生徒にもうれしいシステムです。係の生徒は回収・運搬・返却しなくてよくなりますもんね。(「やったけど忘れました」はもう通用しませんが。)詳細はこちら(週末課題の点検)。
授業アンケートや行事の後の感想など、学校生活で生徒が意見や感想を書く機会はたくさんあります。紙でアンケートするよりも、MetaMoJiでアンケートした方が断然楽です。それは、① モニタリング機能で、誰が書けていないのかすぐに確認できるから ② プリントの回収作業がないから ③ 生徒の意見や感想をコピペできるから、などの理由があります。生徒が書いた文をコピペできるので、生徒の上手な作文の共有や、行事の感想をまとめた学級通信の作成も楽にできます。
アンケートについて、「Microsoft Forms」や「Googleフォーム」の使い方をこちらで紹介しています。用途や形式に合わせて、アンケートを使い分けられます。
小論文指導では、一回の指導に非常に時間がかかります。それはなぜかというと、「先生が小論文の問題を生徒に渡す」→「生徒が小論文を書く」→「先生に提出する」→「先生が添削する」→「生徒を呼ぶ」→「指導する」→「次の小論文」、という長いやり取りがあるからです。生徒が来るかと思ってずっと待っていたが、結局来なくて帰るのが遅くなったなんて最悪です……
モニタリング機能を使って小論文指導をすれば、生徒が提出に来る時間や、先生が生徒を呼んだり待ったりする時間、生徒が先生を探したり会議が終わるのを待ったりする時間がなくなります。小論文指導をする(MetaMoJiについて学ぶ(初級))で詳しく紹介しています。
モニタリング機能を使えば、生徒の作業を遠隔で見られるので、休校時のオンライン授業には最適です。課題の進捗状況を確認したり、遠隔でアドバイスしたりしながら、授業ができます。