ごあいさつ

2017年より新宿ボイスクリニックの渡嘉敷先生と連携し、痙攣性発声障害、機能性発声障害、心因性発声障害で治療をされている方の会話療法(カウンセリング)を行っています。

なぜカウンセリングなのか?

いかなる身体疾患、運動疾患であっても、自律神経の影響を受けないものはありません。発声障害に影響する自律神経の症状は緊張です。声を出すことを意識すると、声帯に関連した筋肉が過緊張になり、かすれる、詰まるなど発声障害特有の症状が強まります。この過緊張を緩和することが治療を円滑にします。症状を経験するようになってから、この過緊張を意識するようになる方が多いように思います。

過緊張になりやすい人の特徴

過緊張になりやすい人にはいくつかの特徴があります。

  • 自分の感情がよくわからない

  • 自分の感情を人に伝える習慣がない

  • 自分よりも、人や周囲のことに関心が向く

このような傾向を持つ人は

  • 自覚せずストレスを抱え込みやすい

  • ストレスが身体に現れやすい

  • 身体感覚に注意が向きやすい

  • 症状が出現する以前から、感情を表出することが少なかった

その理由は様々ですが

  • 養育者との関係

  • 喪失体験

  • 心的外傷体験

などが関与しています。発症要因にストレスを自覚していなかったので、心理的要因は関係ないと思われる方が多いのですが、先に述べた過緊張は長期間継続していることが多く、習慣的である過緊張に慣れてしまっていることが多いのです。

感情を表現する習慣

あなたには感情を表現する習慣があるでしょうか。そうでない方にはいくつかの理由があるようです。

  • 感情的になるのが好きではない

  • 感情を表出しようにも出てこない

  • 感情的な人がいやなので自分もしない

  • 感情は分かるが、種類は少ない(多くの場合は不安が主感情)

このような方には、ぜひカウンセリングをお勧めしたいのですが、カウンセリング導入直後は負担を伴いやすくなります。以下のようなことで疑問を持たれる方が多くいます。

  • 話をするだけで何が変わるのか

  • 何を話したら良いのかわからない

  • しっかり準備してカウンセリングに行くべき

  • 自分の話が相手に伝わっているのか不安

お勧めすることは、無理のない頻度で通い、話すこと自体に慣れていくことです。自分の内面を語ることは、そう簡単なことではありません。自分の内面を言葉にすると、気づきも得られますが、見たくない一面を見たり、認めたくないことを見つけてしまうこともあります。長期的には、こういったことを言葉にしていくことで、情緒的に安定します。自分の内面を上手に表現できるようにもなりますので、周囲の理解を得たり、ストレスを減らすことも可能になりますが、それにはある程度時間がかかります。もし、これまでの治療で症状の改善が得られない場合には、一度ご相談に訪れていただければと思います。

サービスの詳細

  • 料金は50分で6000円です。

  • 適応の可否は、主治医にお尋ねください。

  • 予約は、お電話で新宿ボイスクリニック、または問い合わせフォームにお問い合わせください。

  • 実施場所は、新宿ボイスクリニック(月曜)となります。

  • 予約時に予約金(3000円)をお支払いください。お振込みも可能です。

  • 当日キャンセルは、予約金のご返金ができませんのでご注意ください。

  • 頻度は、ご相談に応じます(毎週、隔週、月1など)。

  • 遠隔地にお住いの方は、skype、Line、messenger、Face timeでも実施可能です。