代表あいさつ

ようこそ、TCBTへ


TCBTカウンセリングオフィス代表の新明一星です。

私は横浜で生まれ育ち、高校卒業後はキリスト教の神学校、その後は米国の大学で学びました。臨床心理士に興味を持ったのは20歳の時でした。資格を取得したのは30代になってからです。この道に進む決心をしたのは、26歳の時に母が突然他界したことがきっかけでした。人生は有限であり、限りある人生をどう生きるか向き合う機会になったのです。

2011年から国立精神・神経医療研究センター(認知行動療法センター)に勤務し、精神科、神経内科での臨床、研究活動をさせていただきました。その中で、医学的な治療で改善がみられない精神疾患、身体疾患の症例を多く経験しました。多くの出会いに恵まれ、モチベーションの高い医師、看護師のみなさんと日々を過ごしました。時間を見つけては話し合い、どのように患者さんを改善に導くか、心理療法をどのように治療に生かしていくかを試行錯誤していく日々は、大変充実したものでした

臨床心理士として活動を始めて5年ほどしたときに、臨床(患者さんと実際に会ってカウンセリングをすること)と研究の道を選択する必要が出てきました。しかしながら、臨床と研究の両立は能力的、時間的に大変に難しいことや、より自分のカウンセリング能力を高め、治療的カウンセリングに従事したいという思いに気づくようになりました。最終的に、2020年に国立精神・神経医療研究センターを辞して、開業したTCBTカウンセリングオフィスにて臨床に集中することを選択しました。

私は、強迫性障害、気分変調症、持続性うつ病の支援経験が多くあります。昨今は、生きにくい、自分がわからない、過度に人に合わせてしまう、突然不安や虚無感に苛まれるなどの問題を抱える方が多く、愛着と心理発達(心の発達に必要な課題があるとされている)を考慮した見立てが重要だと感じます。経験される症状は精神疾患であっても、愛着や心理発達の課題がクリアされていないことが症状になって表出しているケースがあるからです。海外留学の経験により、異文化、英語での対応も可能です。私自身も経験しましたが、異文化での生活は自分の存在意義を問われたり、心の古傷が疼いたりするものです。

新型コロナウイルスにより見通しの立たない状況下ではありますが、多くの患者さん、支援者の方にご利用をいただき、大変感謝しております。これまでの経験を生かし、それぞれの能力やペースに配慮した支援を行なっていますので、気軽にご相談いただければと思います。

プロフィール

学歴・職歴

論文(英語)

論文(日本語)

書籍

​​講演実績(一部抜粋)