この記事でわかること
・安価な機材でVo/Gtの弾き語り録音ができる機材を揃える方法がわかります。
・アンプがヘッドホン出力できるタイプの方におすすめです。
このホームページのオーナーの趣味の一つ、ギターを弾きながら歌う。
今回はその趣味の中の録音機材を見直してみたお話です。
10年ほど前から始めた趣味で、部活に所属し「弾き語り」と称してバンドを組む皆を横目にギターを弾きながら歌っていました。
部活ののちは、関東から関西に移ったこともあり、運動や仕事、勉強の片手間で弾いたり。歌うだけの時もあったりしました。
主に向き合いたかったのは声での表現であり、ギターの練習はおろそかになっているのですが。
日常で弾く場面としては、友人に誘われて海辺に行ったときに、その場でオーダーを受けた曲を弾いてBGMにしたり。
渋滞が予想される移動中に気分の上がりそうな曲を弾いてBGMにしたり。
Tab譜があれば普通のポップスのバッキングくらいはできるので、楽しんでもらったのもいい思い出です。
持っているギターは、アコースティックギター1本、エレキギター1本、旅のお供用に中古で買ったギタレレが1本。
※Epiphone A.Gt(AJ-500RE;E-sonic2)/Epiphone E.Gt (wilshir;Mini-hum)/Yamaha Guitalele(nylon string)
そんな中、去年から音楽の趣味を復活させようと思い立ち、歌ってみたをアップして痕跡を残す試みをしています。
アコギは大抵練習不足で指が負けてしまうので、エレキで弾きながら歌うことが増えてきました。
以前の録音では、Uフレットのコードを見て弾きつつ歌い、iPadのマイク1つで歌とギターの音を同時に録音していました。
Twitter(X)経由で歌ってみたを耳にすることが増えたり、自分がYouTubeに挙げている音質が気になってきたこと、ギターとVoのバランスを調整できるようにしたいことがあり、機材を少し調整してみたいなと思い立ったのが発端。
既存の歌ってみたは、以下のような流れでした。
①iPadの「ボイスレコーダー」アプリ、またはWindowsPCの「ボイスレコーダー」で録音
②録音データをPCに移し、動画編集ソフト「Shotcut」に読み込ませて、音声切り取り、音声フェードイン・アウト、ゲイン調整などの簡単な編集。
③音声だけでいい場合は②のあとMP3形式で出力。
④動画にする場合は②のあと、FigmaやPhotoShopで修正・作成したPNGファイルを「Shotcut」に読み込ませて、映像フェードイン・アウト、動きをつけるなどの編集を行い、WMV形式で出力。
この①の時点で、ギター音とVo音声が混ざってしまっているため、「ここのVo小さいな」と思っても調整がきかず。
2ラインでとるなら、やっぱりShureのマイクを買って、数万のオーディオインターフェイスで本格的にリミックスするか?と考えるも、ざっと計算して10万くらい行きそう。試算金額に驚きながら、そこまで課金できる状況・心境ではなく。数日の間、考えることにしたのでした。
数日考えているうちに整理できたポイントとしては「エレキギターの音を録音する方法」「Voの音を録音する方法」これをいったん分けてみればいいんじゃないか、という点。
今使っているギター周りの機材としては、エフェクタと、ミニアンプの子マーシャル(ちっちゃいからそう呼んでいる)MG10。
実はこのアンプ、ヘッドフォン出力がある。これをうまいこと使ってPCに接続し、ギター音の録音ラインにしたら解決するんじゃないか。
3.5mmオーディオプラグの「オスーオス」コードをamazonで見つけて購入。
実際にアンプーコードーPCで接続してみると・・・!
録音できない。なんでなんで?とPC側の識別状態を見てみると、オーディオとして反応しているものの、マイクとして認識していない。
よくよく見ると、Amazonの製品並びには3極・4極という表示がある。もしかしてこの種別がうまくかみ合ってないんじゃないかと思い、Google先生に聞いてみる。
「3極 4極 違い」そんな文言で検索。どうやら、3極も4極もマイク入力の機能は備えている。ただ、2極入力を繋げられるものはない。今回、マーシャル側は「ヘッドセット端子」と表記されているから、おそらく「3極」であろう。購入した「オスーオス」コードも3極で互換性はある。
古い記憶も同時にあさる。昔のデスクトップPCはピンクと緑の端子で、マイク入力・スピーカー出力の端子が分かれていなかったか・・・?マイク単体で入力する場合は、マイク端子・ヘッドフォン端子で分かれているものを噛ませて、マイク端子から強制入力すれば録音できるんじゃないか。きっとそうだ!
Marshall MG10(公式HP)
「マイク端子・ヘッドフォン端子で分かれているものを噛ませて、マイク端子から強制入力すれば録音」する案を実行すべく、USB Type-Aに変換する形のものをamazonで購入。
届いたものを使ってマーシャルアンプー①ー②ーPCの順に接続し、録音を試みてみる。
きこえる!試しに録音してみよう。録音できた!
というわけで、ヘッドフォン出力のあるアンプを持っている場合、①②を購入すればPCで録音できるということがわかった!
Vo録音はPC備え付けマイクでもいいか、と考えてみる。
PCマイクで、GtとVoの録音タイミングを分けて、1つずつとることはできる。
でもGtとVoを同時に録る場合は?
ギター録音のラインを接続すると、PCの備え付けマイクは反応しない。
1台のPCでやる同時録音は、既存ボイスレコーダーアプリだけでは対応できない。専用アプリが必要になりそう。
GtをPCで録音して、VoをiPadで録音することはできる。
そして何より、iPadマイクやPCマイクは全指向に近いくらい、広い範囲の音を拾う。
Gtを別ラインでとっても、iPadマイクがGtとVoの両方を拾ってしまう。
ということは、Vo用として、iPadに接続できる、単一指向で収音範囲の低いマイクが必要かも。
Vo用に単一指向で収音範囲の低いマイクを探してみる。
置き型を買う場合は、プラグの変換も必要になり、高さを調整するスタンドが必要。
プラグ変換無しで使える、ヘッド固定タイプとかないかな・・・とサウンドハウスを探してみるとちょうどよさそうなマイクが。
丁度安くなってるしと買ってみた。
届いたものを早速、②のマイク部分に接続する・・・だがマイク反応がない。なぜだろう・・・?
もう一度製品情報を確認してみると・・・。プラグが2極だ!たしか②のマイク入力は・・・!!3極だ!それで録音ができないのか。
③の端子が2極で変換が必要。もう一度Amazonで検索する。
2極(モノラル)を疑似3極(ステレオ)に変換してくれるプラグ、なんだか音質に差しさわりがありそう。そんなこともないかもしれないけれど・・・。
2極(モノラル)をそのまま録音するなら、この変換か。でもモノラル(LeftかRightの片方)しか録音できないのか。
録音したモノラル音声はアプリでステレオ変換できないだろうか。
今使っているアプリはShotcut、果たしてそんな機能は・・・?あった!
ということは、Vo音声を③ー④ー⑤ーiPadで接続して録音し、Shotcutでモノラルからステレオに変換すればよいのでは。
ということで、このプラグが届いて実験ができたらまた更新します。
2025/04/02 12:00
2025/04/02 18:00
たろう