当研究室は2024年4月に新設された研究室です。
インダストリー5.0という言葉が製造業を中心に注目を集めている昨今、人とロボット(知能システム)が協働して作業を行うことで、多品種少量生産をはじめとする製造の多様化に柔軟に対応することが可能になると期待されています。
当研究室では、このような人間と知能システムが協調的に作業する際に生じる課題にフォーカスして研究を行います。知能システムが人間と協働するためには、不確実な行動をとる人間への適応、人間と共に作業するための安全性、人間の作業効率を向上させるための協調方針の獲得など、解決すべき課題が数多くあります。当研究室ではこれらの課題に対して、ロボット・AI技術でアプローチします。
研究内容は、大枠となるテーマから選んで実施します。選んだ大枠となる研究テーマから、興味に合わせて調整しつつ、より具体的な研究課題を定めます。テーマを割り当てる際は、専攻科進学か、そのテーマに強い熱意があるか、本人が持っているスキル、等を考慮して決めます。研究活動の中では、Pythonを用いたAIの実装や、シミュレーション・実機のロボット等を用いた実験を行います。田原研はロボット研究室の側面もありますが、動きを制御する「AI技術を開発」することが主眼で、ハードウェア ≪ プログラミングです。ロボット等に慣れていない場合でも、指導教員と分業しながら、関心のある内容を研究できるように進めますので、ご安心ください。
勉強しておくと研究がスムーズになる知識:Python、教師あり学習などの概念、Pytorch、Robot Operating System
共同研究、協力プロジェクトのお誘いは随時受け付けております。
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Email: kcct-h-tahara[at]g.kobe-kosen.ac.jp