<基調講演>
講師:上柿崇英 先生
(大阪公立大学大学院 准教授)
演題:ポストヒューマン時代が
照射する共生・共同の根本問題
—— AI、ロボット、脱身体化がもたらす人間存在と関係性の未来——
<「縁側」知シンポジウム>
日本コミュニケーション学会 × 多文化関係学会
共同開催
ポストヒューマン時代の
コミュニケーション学
——関係性と主体を問い直す——
日本コミュニケーション学会と多文化関係学会が協力し、異分野の研究者が「縁側」に集うように気軽に交流しながら、学問領域の枠を超えた興味深い議論と知の創発の場を提供したい。特に、「ポストヒューマン」という概念に関連する議論を土台に捉えられる現代社会における関係性と主体に焦点を当て、モノを前景化したスタンスから「分断」が目立つ社会における対話に向けたコミュニケーションの新たな地平を探る。
登 壇 者(シンポジスト)
谷島貫太先生
所属:二松学舎大学
専門:技術哲学、メディア研究、記号論
主な著書:
①「生態学的な指標概念について――シルヴァスティンによる指標論の記号論的検討を通して」(記号学研究, 2024, 論文単著)
② 『メディア・リミックス』(ミネルヴァ書房, 2023, 編著)
趣味等:最近は小学生の息子二人と「カタンの開拓者たち」というボードゲームでしのぎを削っています
小坂貴志先生
所属:東京国際大学
専門:異文化コミュニケーション、対話論
主な著書:
①『現代対話学入門』(明石書店 2017年)
②『異文化対話論入門』(研究社 2012年)
趣味等:ギター弾き語り、オートバイでツーリング
森田系太郎先生
所属:立教大学・兼任講師/研究員
専門:環境人文学、エコフェミニズム
主な著書:
①『環境人文学Ⅰ&Ⅱ』(編著者。勉誠出版、2017年)
② 「〈交差性〉を脱人間中心主義化する――エコフェミニズム再考」(『現代思想』2022年5月号)
趣味等:テニス、料理、『名探偵コナン』
ファシリテーター:石黒武人(立教大学)専門:異文化コミュニケーション学、組織ディスコース研究 主な著書:①『多文化組織の日本人リーダー像——ライフストーリー・インタビューからのアプローチ』(春風社) ②『多文化チームと日本人リーダーの動的思考プロセスーーグラウンデッド・セオリーからのアプローチ』趣味等:空手、映画鑑賞
『ポストヒューマン時代のコミュニケーション学 モノと主体の関係を問い直すための視点と事例 』(ナカニシヤ出版)。
本書は、日本コミュニケーション学会の「コミュニケーション理論研究会」のメンバーが学会内外の研究者に協力を仰ぎ、完成させた新しい地平を開くコミュニケーション学のテキストである。シンポジストは本書の著者であり、本シンポジウムは出版記念ブック・トークという側面も併せ持つ。本書の編者・執筆者には、日本コミュニケーション学会と多文化関係学会双方の会員に加え、両学会に所属してない方々がおられ、今回、編者・執筆者から3名にご登壇いただき、領域横断的な議論を行う。
書籍情報:
https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10135310.html