私たちSPLEAは、国内で出来る支援だけでなくカンボジア・ラオスへ渡航し、直接子どもたちに教育支援をするという活動を行っています。今年の2月には4つの小学校をまわり、音楽、図工、伝承遊び、体育(運動会競技、バレー、サッカー、ダンス)、英語の授業を行いました。カンボジアに渡航するまでに各グループで話し合いを重ね、何度も指導案を練り直した上で授業に臨みました。
提案授業
音楽の授業では、日本の皆さんからいただいた楽器を使って授業を実施しています。
また、いただいた楽器は授業後にその学校に寄付をして、私たちが帰国した後も授業を使っていただけるようにしてます。
また、曲についても世界で馴染みのある曲などを活用して、楽しい授業を展開し、先生方へ提案を行っています。
図工の授業では、絵の具やクレヨンなど、カンボジアの子ども達が普段あまり使わないものを使用して、授業を展開しています。運動会を実施する学校では、万国旗を作成して、運動会当日に運動場に掲げたりしました。
体育の授業では、体を使って遊ぶことの楽しさや、仲間と協力することの楽しさを実感してもらえるような授業を展開しています。また、使用したボールも日本の皆さんからいただいたもので、授業で使用した後は、その学校に寄付をしています。
伝承の授業では、
「日本の伝統文化に触れてもらおう!」を目標に筆や墨汁などをつかって絵を描いたり、けん玉を使った遊びを実施したりしました。
物資の支援
私たちは現地に渡航して授業を行ったり、運動会を開催したりするだけでなく、学校や子ども達に物資の寄付も行っています。
支援の届いていない学校では、使い古されたボールが学校全体で1つしかないという学校もあります。
15期では日本の皆さんからいただいた沢山のバレーボールを寄付することができました。特に、沢山寄付をして下さった京都橘大学バレー部の皆さん、本当にありがとうございました。
カンボジアでは、文房具を使って勉強をすることができない子ども達も多くいます。私たちは、日本でノートや鉛筆、消しゴムなどの文房具を地域の方や学校を通じて寄付をしてもらっています。
日本の方々にただいた寄付物を思いとともに確実に子ども達の手に渡るように渡航した学生が一つずつ、子ども一人一人に目線を合わせて手渡しで思いとともに届けています。
15期では約1000人の子ども達に寄付物を渡すことができました。