息子は、人生で2度、希少がんと向き合いました。
1度目は0歳のとき、2度目は高校生のときです。
そのたびに、悩み、迷い、必死に情報を集め、
周囲のたくさんの人に支えられてきました。
けれど、後から「こんなサポートがあったんだ」と
知ることも多く、もっと早くつながれていたら…と
思うこともありました。
だからこそ、今、私たちは“居場所”をつくりたいと
思いました。
同じように悩み、孤独を感じている人たちが、
必要な情報や支援につながれるように。
そして、私たちがもらった「ありがとう」を、
今度は誰かに届けていけるように。
高校生だった息子は、全日制から通信制へ転校し、
同年代とのつながりを持てず、
病院でも「同じくらいの年の子」に出会うことは
ほとんどありませんでした。
運動が大好きだった彼が
「リハビリではない運動ができる場所」を
探し続けていたように、そんな“居場所”も必要だと
感じています。
また、私たち家族にとっても、病院と実家が遠く、
治療中に“ホッと一息つける場所”が欲しかった
という思いがあります。
誰かの心に寄り添える場所を、少しずつでも
つくっていきたい。
一緒に笑い、一緒に泣き、一緒に悩みながらも、
最後には一緒に笑顔になれる、
そんな居場所を目指しています。
*AYA世代とは…Adolescent and Young Adult
(思春期・若年成人)のことで、
15歳から39歳までの世代を指します。