シンポジウム2023

9月3日(日)「シンポジウム そうまの歴史を守る・つたえる2023」

を開催します。

2023・7・2シンポジウムへのオンライン参加の申し込みをはじめます。

 今回は対面ならびにオンライン(ZOOMを使用予定)によるハイブリッド形式での開催を予定しております。

 対面での参加の場合は事前申し込み不要ですが、オンラインでの参加をご希望される方は、8月31日(木)までに、下記の

 GoogleFormよりお申込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScVgtLZHB2o0B3EjrlMxRVoFPXOovLiUgVXcbYMzcuIm6BNNg/viewform?usp=sf_link


2023・7・23)後援団体相馬商工会議所が加わりました。


2023・7・14(金)開催の主旨・開催要項(概要)を公開しました。

    【開催の主旨】

  自然災害が列島を襲い、人々の生活をおびやかす事態が続いています。人々の暮らしと地域社会の再建、災害に立ち向かうための防災対策が社会的な課題となり人々の関心を集めるのは当然のことです。一方で、災害によって破壊されるのは自然の景観や町並みだけではありません。長い歴史の中で営まれてきた人々の暮らし、その風土に根付き育まれてきた文化遺産も一瞬にして失われてしまう側面も忘れることはできません。

 1995年の阪神・淡路大震災を機に、地域の歴史・文化遺産を保全しようと全国各地に資料(史料)ネットが生まれました。大学・博物館などの研究者・学芸員、行政の文化財担当者、学生、市民ボランティアが緩やかに連携し、情報を交換するネットワークが構築されています。貴重な歴史資料を保全し、調査・研究を経て、市民に伝えていくことを目的に各地で活動が展開されています。

 福島県相馬市は12年前、東日本大震災と原発事故により大きな被害をこうむりました。地域の再建に市民が取り組む中で、2019年の台風19号による洪水、さらには2021年、2022年の福島県沖地震と大規模災害が続きました。その結果、家屋の解体が緊急の課題となり、長い歴史と伝統に支えられた市内の町並みはすっかり様変わりしてしまいました。同時に家屋の解体によって、大切に保存されてきた文化財も廃棄・散逸の危機にさらされることになりました。

 このような惨状を目の当たりにし、私たちは「そうま歴史資料保存ネットワーク」を20229月に結成し、活動を開始しました。市民により組織・運営され、活動を行う資料ネットとして全国初のものです。

 私たち「そうま歴史資料保存ネットワーク」は、福島県内の「ふくしま歴史資料保存ネットワーク」、隣県の「宮城歴史資料保全ネットワーク」の指導、支援を受けながら、解体家屋からの歴史資料の保全、記録、整理活動を展開してきました。

 活動開始から1年間の成果を広く市民の皆さんと共有し、地域の課題解決に向かっていきたいと考えます。さらに全国のネットワークを通じて広く発信をすることで、今後の活動への助言を受けることができると考えました。

 この度、情報発信の機会として「そうまの歴史を守る・つたえる」をテーマとしたシンポジウムを企画しました。相馬市民の皆さんをはじめ、文化財保全に心を寄せる皆さんの参加をいただき、今後の活動へのご支援、ご助言を賜れば幸いです。

 

                                 そうま歴史資料保存ネットワーク 代表 鈴木龍郎 

 【概要】

 主催 そうま歴史資料保存ネットワーク

 共催 科学研究費・特別推進研究「地域歴史資料学を基軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創生」

    代表研究者(神戸大学 奥村弘)

 後援 相馬市教育委員会・相馬商工会議所・福島民報社(予定)・福島民友新聞社(予定)・河北新報社(予定)・NPO法人宮城歴史資料保存

    ネットワーク・ふくしま歴史資料保存ネットワーク

 日時  令和5年(2023年)9月3日(日) 

 

 会場  福島県立相馬高等学校講堂(登録有形文化財)

同      若駒会館

     (〒9760042 福島県相馬市中村字大手先571

   内容  

     相馬市内の史跡めぐり

 

午前9時30分~12時      

(集合)相馬高校正門前 案内はそうまネット

     (経路)相馬高校―中村神社―中村城跡―相馬市歴史資料館―町並み(田町通り

~大町通り)―相馬高校 

 

  シンポジウム「そうまの歴史を守る・つたえる」2023

 

午後12時40分 シンポジウム受付(受付場所 相馬高校講堂内)  

 

     午後 1時    開 会

 

     1.主催者あいさつ 

 

     2.そうまネットの活動状況報告

 

     3.報告・発表

       ①「そうまネット発足の意味」     福島大学 阿部浩一

       ②「相馬市の文化財の現状とこれから」 東北民俗学会 岩崎真幸

       ③「新資料にみる相馬の商家の歴史」  東北学院大学 齋藤善之

 

 

     4.パネルディスカッション「地域文化財の伝承とそうまネットの役割」

                      (進行 阿部浩一)

       登壇者 鈴木龍郎(そうまネット代表)・齋藤善之(東北学院大学)

           寺島英弥(ジャーナリスト)・岩崎真幸(東北民俗学会)

           佐藤重義(相馬市 丁子屋書店)

 

     5.まとめ 奥村 弘(神戸大学)

 

     午後 4時  終 了(予定)

 

                  資料展示 別会場の「若駒会館」にて、レスキューを行った資料の展示を行います。 



2023・7・13(木)後援団体として相馬市教育委員会から承諾書が届きました。