タイトル:Society 5.0時代のスマートデータ利活用基盤:ビッグデータの蓄積から還流へ
是津 耕司 (国立研究開発法人 情報通信研究機構 統合ビッグデータ研究センター長)
概要:
IoTや5Gの進展に伴い、多種多様なセンシングデータを収集し横断的に利活用することで、スマートで持続可能な都市 (smart sustainable cities)を実現する取り組みが進められている。そうした中、様々なセンシングデータを取得し蓄積するだけでなく、それらを実世界でのプランニングやナビゲーションなどに役立つactionableなデータ、すなわち “スマートデータ”に変換していくことが重要な鍵となる。そのためには、様々なセンシングデータを組み合わせ潜在的な構造や関連性を分析し価値ある情報を発見・予測する高度なデータマイニング、機械学習の技術や、ビッグデータによる汎用的な予測をユーザが収集した小規模なセンシングデータをフィードバックしながらカスタマイズする技術などが必要不可欠である。NICT実空間情報分析プロジェクトでは、こうしたスマートデータ利活用技術を実装したxData (cross-data)プラットフォームを構築し、環境、交通、健康などの分野にまたがるスマートサービスの開発に取り組んでいる。本講演では、スマートデータ利活用の基盤技術や応用について、NICTでの取り組みを交えながら紹介する。