2023年

202312月号『冬の「中善並木」

萩ホールと文系4学部の間の道路にある「中善並木」をご存知でしょうか。1960年の大学祭に法学部有志で焼鳥店を出そうとしたところ学祭実行委員会に「知性が無い」と断られたのですが、中川善之助教授の計らいにより出店が認められたとのこと。その売り上げを活用し、中川先生のご退官を記念して整備されたのが「中善並木」です。

東北大学にはお名前を冠したモニュメントが幾つかあります。皆さんも大学内で石碑や案内板を見付けたら、是非、お読みいただければと。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 小玉亨

2023年11月号『盛り上がりを取り戻した、新しい東北大学祭』

今年の大学祭の「、されどソラの蒼さを知る。」というテーマは、「ここ数年で忘れず抱いてきた夢や希望を曝け出そう」という意味が込められていました。

総来場者数はここ数年を遙かに上回り、"模擬店"という活動発表の形態が復活した中で、第75回東北大学祭が大きな盛り上がりを見せたことを大変嬉しく思います。

開催にあたりご支援いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

(文・写真/東北大学祭実行委員会委員長 吉川雄介)

2023年10月号『兵(つわもの)どもが夢の先』

大橋を渡ってまっすぐに坂道を上れば、隅櫓ごしに広がる川内キャンパス。実は、ここは仙台城二の丸跡地である。伊達政宗の築城構想は、本丸がおもてなしの建物であり、二の丸は実質の居城だった。左手奥にある東北大学植物園には、政宗が「切ってはならぬ」と命じた御裏林がそのまま繁り、写真奥の四角いビルは法学部・文学部合同棟となっている。

政宗の天下覇権の夢は、地方からは遠く潰えた。が、今、東北大学は全国の大学機関を抜いて、一番目の国際卓越研究大学候補に指名された。国際化時代にはコップの中の波動と笑われるが、天下取りのロマンを夢想させる。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 田邊いづみ)

2023年9月号『東北大学DEI推進センターのロゴマークが決定しました!』

私がセンター長を務める「東北大学ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)推進センター」は、 7月1日に「男女共同参画推進センター」から改称いたしました。それに伴い、ロゴマークの公募を行い、優秀賞と最優秀賞の2点を決定し、授賞式を9月25日にオンラインにて執り行いました。写真上部はzoomでの授賞式の様子、下部はロゴマーク、賞状と副賞です。最優秀賞の作品は今後東北大学DEI推進センターのロゴマークとして使用されます。東北大学DEI推進センターでは、「すべての構成員が輝く東北大」をスローガンにセンターメンバー一丸となってDEIの推進に努めて参ります。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 田中真美)

2023年7月号『緑輝く季節』

ある晴れた日。ふと窓の外を見ると、陽の光を受けた木々があまりにも綺麗に輝いていたので写真を撮って歩くことに。川内をスタートし、国際センター、そして定禅寺通までの道を歩くと、"杜の都・仙台"の名に相応しい、鮮やかなたくさんの緑で溢れていました。写真は川内北キャンパスで撮った一枚です。

もうすぐ待ちに待った夏休みです。暑さに負けず外に出てみると、きれいな景色や新たな発見に出会えるかもしれません。

(文・写真/学友会体育部常任委員 香西彩名)

2023年6月号『雨の夜の青葉山新キャンパス

暗い写真でもうしわけないのですが、雨の季節の夜の風景です。

コンビニに行った折に店の前で撮ったものですが、写真中央の奥に農学研究科の建物があります。

仙台の市街地が低い雲からの雨降りになっているとき、青葉山は雲の中になって、こんな幻想的な風景になっているかもしれません。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 曽根秀昭)

20235月号『青葉山の小さいパビリオン

青葉山に小さい八角形のパビリオンがあります。内部は中央が低いスタジアム状で、特徴はCLTという直交集成材のパネルでつくられていること。現在、日本は木材資源の積極的な活用を推進しており、そのための新しい工法による空間の可能性を検討したものです。CLTモデル実証棟の設計は、東北大の意匠、構造、設備の教員が共同して担当し、2017年に完成しました。内部ではゼミやレクチャーのほか、ワールドカップの観戦なども行われました。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 五十嵐太郎)

2023年4月号『散歩日和

4月後半の仙台は、新緑に囲まれ、天気が良い日も多く、1年の中でも特に爽やかで気持ちの良い時期です。今回は仙台駅から10分以内の地下鉄川内駅を出てすぐ、キャンパスに向かう階段から撮影しました。

ChatGPTなどの、もの凄いスピードで発展するAI技術により、社会や教育は、さらに急激に変化すると予想されます。それらを敢えて一旦忘れて、このような自然の中をゆったりと歩くことで、何かこれまでに気づかなかったことが現れてくるのかもしれないと思いました。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 中島 平)

2023年3月号『コロナ禍をこえて。』

令和5年3月24日にゼビオアリーナ仙台にて学位記授与式が挙行されました。

今年度卒業・修了する学生はコロナ禍の中での学生生活を余儀なくされてきました。思い描いた学生生活とは異なり、きっと大変なことも多かったと思います。しかしようやくですが、その波もおさまりつつあり、今年度の学位記授与式はみんなが集まって開催することができ、会場前の広場では友人たちと語り合い、笑顔で記念撮影する姿が見られました。

卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。今後の活躍を期待しています。

(文・写真/東北大学萩友会広報委員 佐藤克美)

20232月号『完成間近! 青葉山に建つ世界最先端の”顕微鏡”

写真は、現在青葉山新キャンパスで建設中の次世代放射光施設”NanoTerasu”の一部です。

直径100 mを超える巨大な施設で、それから得られる高品質な光を用いることで従来よりはるかに細かい構造を観測できるようになるとのこと。

基礎研究の大切さが叫ばれている現在、この施設が生み出す放射光がまさしく次世代研究の光となりそうです。

(文/広報委員 荘司吏温 写真/青葉山新キャンパスにて)