研究業績・経歴
一般向けの文章など
エッセイや論説
2024 「青草窠、刺身の無際限な食感(料理の人類学のかたわらで 第2回)」『新潮』2024年8月号:230-1
2024 「「ありのまま」の料理、作為的な料理、料理のような記述(料理の人類学のかたわらで 第1回)」『新潮』2024年7月号:306-7
2023 「ペルー料理「セビーチェ」から考察するローカライズの手法——文化人類学者・藤田周の思索」『専門料理』2023年9月号:94-100
2023 「現代料理レストランから考える、文化を愛するための思考の枠組み」『新潮』2023年8月号:226-7
2023 「ノーマ京都、コース全皿レビュー(後編)。コース後半解説と、ペルーのセントラルとの対比で明らかになった驚嘆すべき構築性の考察(評:藤田周)」『Tokyo Art Beat』
2023 「ノーマ京都、コース全皿レビュー(前編)。世界一と称されるノーマというレストランと、コース前半を解説」(評:藤田周)『Tokyo Art Beat』
2023 「食の批評を始めるために——現代料理と、二項対立というフィクション」『遅いインターネット』
2022 「世界的な飲みものとなることを夢見て:ペルーのチチャ・デ・ホラ」『季刊民族学』180: 16-19
2022 「食とアート:アートとしての現代料理を楽しむために【シリーズ】〇〇とアート(6)」『Tokyo Art Beat』
2017 「なぜ「自然」と呼ばれないものがあるのか:モダンガストロノミーから考える」『ER』6(「人間を見つめ直す 人類の適応力と理性が試される時」):32-33.
インタビュー
2024 (花椿編集室によるポッドキャスト)「花椿カンバセーションズ #5 藤田周」(前編・後編)『花椿』
2023 (篠原諄也によるインタビュー)「料理における「創造」とは。世界中の美食家が訪ねるペルーのレストランで2年間はたらいてわかったこと:文化人類学者・藤田周」『DIG THE TEA』
2022 (小林淳一によるインタビュー)「文化人類学者に聞く「未知の食文化」を解読する方法」『専門料理』58(1)(2023年1月号): 79-83.
2022 (平野紗季子によるインタビュー)「現代料理はどこへ向かうのか?」(「EDIBLE ACADEMY―食と社会の未来を考える―」)『RiCE』2022年5月号:115-119
講演や対談
2024.4 「ローカルガストロノミーにおける三つのおいしさ——佐賀の料理人の探究を理解するために」サガマリアージュセミナー、於・佐賀県庁
2024.1 (永田康祐との対談)「「ナチュラルな空気」が失われるとき」EAAトークシリーズ ダイキン東大ラボ後援 アートを通じて空気をする(Doing Air through Arts)、於・東京大学八重洲アカデミックコモンズ
2023.12 (木村元紀とともに登壇)「もしガストロノミーのアワードをつくるとしたら? 後編」Liberal Eats Academy(2023AW)、於・Liberal Eats Lab
2023.3 「ガストロノミーの現代史——ローカル?グローバル?セントラル?」東京代官山ロータリークラブ× Liberal Eats Lab、於・Liberal Eats Lab
2023.3 (岩本涼、木村元紀とともに登壇)「"50 NEXT" から見る世界のガストロノミー新潮流」Liberal Eats Talk、於・Liberal Eats Lab
2022.11 「ペルーの現代料理レストラン セントラルにみる料理創造の過程と理論——料理人はどのように料理を創造するのか」、おいしい未来研究所、於・Good Eat Village 発表資料
2019.6 「セントラールはおいしさを楽しむ場所なのか:文化人類学的分析」、三水会(ペルー進出日系企業会)、於・ペルーJETROオフィス
調査・取材への協力
(ビジョニングワークショップへの参加)2024.1〜4 會澤高圧コンクリート株式会社、株式会社ロフトワーク「結~テクノロジーと生存戦略~」
(取材協力)2023.10 おいしい未来研究所、東武鉄道「ペルー現地の庶民&郷土の味/奥深きペルー料理の世界。」『おいしい沿線 Project』
研究業績
論文
2023 「制作にとっての制作者の思考、仕事、物の移動——ペルーの現代料理レストランにおける料理の過程」『超域文化科学紀要』28:75-94.
2023 「料理の潜在的次元に向かって——ペルーの現代料理レストランにおける「新しい料理」の創造と「おいしさ」の探究」『文化人類学』88(2):195-214.
学会発表など
2024.7 「ポスト・メディウム的状況において芸術作品の「フォルム」をどのように記述するのか——マリリン・ストラザーンによる人類学的な記述の再概念化」、表象文化論学会第18回大会、 於・関西学院大学 配布資料
2024.3 「制作の忘却と過信としての省略——人類学、現代アート、民族誌映像、ペルーの現代料理レストランにおける喚起」、6okken芸術祭 ダイロッカン、 於・6okken
2024.1 "Letting Images Connect: A Multimodal Method for Anthropological Thinking", Workshop “Multimodal Anthropologies across the Pacific”. 於・東京外国語大学
2023.9 "The Pursuit of the Local by the Global in Peruvian Contemporary Cuisine", International Workshop: Food as a Window to the Past: Africa, Asia and the Pacific. 於・東京外国語大学 配布資料
2023.6 (映像配信・口頭発表)「開かれた民族誌映像制作のために——映像的思考法ワークショップの方法と意義 」、日本文化人類学会第57回研究大会、於・県立広島大学 配布資料
2023.2 「ワークショップ『映像編集を通してフィールドワークを学ぼう』の方法と反省」、コモンズカフェ、於・東京外国語大学 配布資料
2022.6 (映像上映)「Second Life in Peru/通り過ぎないもの 」、日本文化人類学会第56回研究大会、於・明治大学 配布資料(「映像で考える」ワークショップの概要とその意義について)
2022.6 「料理による「表現」はいかに可能か?:ペルーの現代料理レストランにおける表現するための手がかりの思考」、日本文化人類学会第56回研究大会、於・明治大学 発表資料
2022.4 「グローバルにローカルなものを目指して:ペルーの現代料理の理想と矛盾」、第123回現代人類学研究会、於・東京大学 発表資料
2021.10 「食材の表現としての創造:ペルーの現代料理レストランにおける創造の理論」、第920回東京都立大学社会人類学研究会、オンライン 発表資料
2021.5 「文化人類学者が「料理人」になるとき:ペルーの現代ガストロノミーレストランへの参加とその複雑性」、日本文化人類学会第55回研究大会、オンライン 発表資料
2019.2 「モダンガストロノミーの現代史とレストランの一日の距離」、サントリー文化財団2018年度 人文科学、社会科学に関する学際的グループ研究助成「文化と身体の交差点としての食」第2回研究会、於・東京大学
2018.4 「おいしさをつくること:日本のモダンガストロノミーレストランにおける調理過程から」現代人類学研究会(特集:<つくること・あらわすことーーインゴルド『メイキング』再考>)、於・東京大学
2017.7 「文化人類学の零度としての複数型嗜好品の読解:モダンガストロノミーに着目して」日本文化人類学会課題研究懇談会 嗜好品の文化人類学、於・東京大学
2017.5 「事実の生産としての料理: モダンガストロノミーレストランにおける事実の生産と言説」日本文化人類学会第52回研究大会、於・神戸大学
2016.6 「分類としての禁忌とそうではない禁忌: ガストロノミーの文化人類学的研究」地域院生研究フォーラム、於・東京大学
2016.3 「どのような言説が芸術の生産を条件付けるか: 人類学的考察」日本文化人類学会関東地区懇談会・博士論文修士論文発表会、於・筑波大学
ワークショップ
2024.4 「映像編集を通してフィールドワークを学ぼうーーベトナム編2024」TUFiSCoワークショップ、於・東京外国語大学(ゲスト講師 康陽球)
2024.3 「映像編集を通してフィールドワークを学ぼう@メルカリ・メルペイ人類学部」メルカリ・メルペイ人類学部、於・メルカリ東京オフィス
2024.2 「映像編集を通してフィールドワークを学ぼうーーペルー編2024」TUFiSCoワークショップ、於・東京外国語大学(ゲスト講師 イリナ・グリゴレ)
2023.11 「人類学的思考の拡張のための映像編集ワークショップ」TUFiSCoワークショップ、於・東京外国語大学(ゲスト講師 津田啓仁)
2023.7 「映像編集を通してフィールドワークを学ぼう——メラネシア編」TUFiSCoワークショップ、於・東京外国語大学 配布資料 参加者が制作した映像作品集 (ゲスト講師 橋爪太作)
2023.2 「映像編集を通してフィールドワークを学ぼう」TUFiSCoワークショップ、於・東京外国語大学 参加者が制作した映像作品集
書評
■査読あり
2021 「久保明教著『「家庭料理」という戦場――暮らしはデザインできるか?』」『文化人類学』85(4): 764-767.
2017 「Tim Ingold(著)、Making: Anthropology, Archeology, Art and Architecture、2013」『文化人類学研究』17: 108-109
翻訳
2017 キャスパー・ブルーン・イェンセン「"地球を考える:「人新世」 における新しい学問分野の連携に向けて」『現代思想』45(22) (2017年12月号 特集=人新世: 地質年代が示す人類と地球の未来): 46-57.
2017 アナ・ロウェンホープト・ツィン「根こそぎにされたランドスケープ(と、マツタケ採集という穏やかな手仕事)」『現代思想』45(4) (2017年3月臨時増刊号 総特集=人類学の時代): 128-150.
2017 アナ・ロウェンホープト・ツィン「自然も文化も織りなすもつれを追いかけて」『ER』6(「人間を見つめ直す 人類の適応力と理性が試される時」):16-19.(インタビューの編集含む)
その他(解説、コメンテーターなど)
■コメンテーター
2023 Open Source Ethnography Workshop、於・茨木市 市民総合センター
2017 科研費・挑戦的萌芽研究「科学的・文化的実践のネットワークにおいて抽象的観念が果たす役割の解明」(研究代表者: 久保明教)、於・鹿児島大学
研究資金など
2020年4月〜2022年3月 日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費・研究代表者(「抽象的観念から見る芸術の制作過程:ペルーのモダンガストロノミーの文化人類学」)
2018年4月〜2020年5月 トヨタ財団 2017年度研究助成プログラム「社会の新たな価値の創出をめざして」 ・研究代表者(「他者の感性の内在的な理解と表現:ペルーのモダンガストロノミーの文化人類学的研究」)
2018年5月〜2020年4月 松下幸之助記念財団 松下国際スカラシップ 日本人留学助成・研究代表者(「他者との交流による新たな感性の獲得:ペルーのモダンガストロノミーの人類学的考察」)
2018年4月〜2019年3月 サントリー財団 サントリー文化財団2018年度 人文科学、社会科学に関する学際的グループ研究助成・研究分担者(「文化と身体の交差点としての食 」)
2017年4月〜2018年3月 公益信託 澁澤民族学振興基金 大学院生等に対する研究活動助成・研究代表者(「自然の探求としての料理における料理観の変化:ペルーのガストロノミーの人類学的研究 」)
調査歴
2016年9月 ペルー、リマにて予備調査
2016年11月~2017年8月 日本の現代料理レストランにてフィールドワーク
2017年9月~11月 ペルーの現代料理レストランにてフィールドワーク
2018年7月~2020年4月 ペルーの現代料理レストランにてフィールドワーク
経歴
2018年4月~2020年4月 ペルー・カトリカ大学客員研究員
2020年4月~2022年8月 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2022年9月~ 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 特任研究員
2022年10月~ 東京外国語大学 TUFSフィールドサイエンスコモンズ(TUFiSCo) 特任研究員
学歴
2009年3月 静岡県立浜松北高等学校卒業
2009年4月 東京大学教養学部入学
2013年4月 東京大学総合文化研究科修士課程入学
2016年4月 東京大学総合文化研究科博士課程進学
2023年9月 東京大学総合文化研究科博士課程単位取得満期退学
担当授業
(現在も担当中のものは太字)
2013年度夏学期 文化人類学基礎演習TA(東京大学教養学部)
2013年度冬学期 文化人類学Ⅰ(東京大学教養学部)
2016年度夏学期 初年次ゼミナール文科TA (東京大学教養学部)
2020年9月~2022年8月 情報リテラシー(帝京大学)
2021年12月 ゲスト講義・世界で称揚されるふたつのペルー料理(現代ラテンアメリカ論・アメリカの文化と観光) (高崎経済大学)
2022年4月~ 初級スペイン語(東洋英和女学院大学)
2022年10月〜2023年2月 教育コーチ・歴史人類学(早稲田大学)
2023年5月〜2023年6月 ゲスト講義・映像ワークショップ(専門ゼミI・歴史人類学) (早稲田大学)
2023年9月〜 文化人類学入門(東京農業大学)
2024年4月〜 ゲスト講義・リサーチってどうやるの?フィールドワークとその整理(フードメディア) (京都芸術大学)
2024年4月〜 フィールド調査論(法政大学)