学生の方へ

大阪大学 大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻 の大学院生として研究することを希望する方は、こちらのページから入試情報などをご確認ください。私たちの研究室(大阪大学 宇宙進化グループ)の教育方針などについてはこちらをご覧ください。

私は真剣に楽しみながら研究することをモットーにしており、一緒に研究する方々とも宇宙物理の面白さを共有したいと考えています。宇宙物理の面白さを味わうにはその背景にある基礎物理(いわゆる基礎物理で、力学、電磁気学、流体力学、熱・統計力学、量子力学、特殊相対論などです)の知識が必須です。また英語で論文を読んだり議論や発表を進めたりすることが日常的に行われるため、英語力も求められます。数値計算技術も必要です。今何を勉強したら良いかわからない場合には、これらの勉強に取り組んで下さい。特に宇宙プラズマ物理の基本である(圧縮性)流体力学は重要です。やみくもに宇宙物理のうわべの知識を集めるよりは、基礎を充実させるほうが後々役に立ちます。

私は宇宙プラズマ物理、磁気流体現象に関するテーマを得意としており、それに関する話題には広く興味を持っています(私の出版論文から具体的な研究内容がわかると思います:NASA ADSライブラリ)。「こんなことに興味があるけど、どんなテーマがあるだろう」など疑問があれば私の方までメールで問い合わせたり、直接研究室に来て話をしてみてください。いまやネット検索すれば研究室選びや進路決定に対するアドバイスが無数に見つかります。教員の研究活動を論文検索サイトNASA ADS)や講演記録などから直接調べることもできます。研究室選びの際は直接教員と相談するのに加え、そのような情報も合わせて総合的に判断すると良いかと思います。

以下に私が勉強に使った本をいくつか抜粋しておきます。自分で勉強する際の参考にしてみてください。