Wi-Fi
(わいふぁい)
(わいふぁい)
Wi-Fiと聞くと、無線でインターネットに繋がるやつ、って感じでざっくり覚えてる方が多いと思います。
そこからもう一足踏み込んで、Wi-Fiの種類について覚えると、ご自宅でのインターネット生活がますます快適になるかもしれません。
今回は、Wi-Fiってざっくりいうとこんな感じ、という内容を紹介していきます。
Wi-Fiにはおおまかに2種類の電波の種類があります。
aとgです。
ご自宅のWi-Fi、同じ名前で2種類表示されませんか?名前の末尾に『-a』と書いてあるものと、『ーg』と書いてあるもの。
これらはそれぞれ特性があります。
『-a』がついているほうのWi-Fiは5GHzの帯域にある電波で、より遠くまで飛ぶことができる電波です。
ただ古いタイプや安い無線ルータにはないことが多いです。
また、気象衛星ひまわりと同じ帯域の電波なので、外では使えません。
デメリットもあります。
これの弱点は、障害物に弱いことです。
壁などの障害物が多い建物ではこの電波が届かないことが多いので、選ぶのは控えたほうがよいでしょう。
その点、こちらの『g』は障害物に強い電波です。2.4GHzの帯域を走る電波です。
もしご自宅の2階にいて、無線ルータが1階にある場合、2階で電波が弱い場合は、こちらの「ーg」を選んだほうが強くなると思います。
多くの家庭用無線ルータで、この「g」を使っています。
ただしこちらにもデメリットがあります。
「g」を使っている家庭が多いせいで、家にいても隣家の無線によって干渉が起こり、電波が弱くなってしまいます。
電子レンジも同じ帯域の電波なので、レンジを使っている近くでは、干渉が起こり電波が弱くなります。
私の自宅では1階で「a」を使い、2階では「g」を使っています。
1階に無線ルータを置いているのですが、「a」は2階の寝室まで届きません。
1階では他からの干渉のない『a』を使い、2階では床や壁を突破できる『g』を使用しています。
スマホで電波の強さを見れるアプリがあります。
「Wi-Fiアナライザー」で検索すると出てきます。
私はAndroidですが、「WiFi Analyzer」というアプリを使っています。グラフ表示がシンプルで見やすいです。
下に我が家でのスキャン状況を載せます。
こちらが5GHzの「a」
こちらが2.4GHzの「g」
上の写真からわかるように、「a」はほかの電波がいないのに対して、「g」は密集していますね!
一番突き出てる赤いのが我が家の電波で、ほかはすべて周辺の家の電波です。たくさんいらっしゃいます!
我が家の電波のグラフに被ってるので干渉が起こり、電波が弱まってしまっています。
電波強度としてはこのグラフの状況では「a」「g」どちらも一緒ですね。
電波強度が-60dBmを超えていればほぼ安定して使えます。
大きな施設などで複数Wi-Fiを設置する場合は、このグラフが被らないように『チャネル』という数値をずらして設定します。
1,6,11というように、5ずつ離して設定すると、干渉が起こらずスムーズな通信が可能になります。
チャネルの設定は家庭用の無線ルータでも設定可能です。
我が家では手動で「14」に設定してほかの家庭のルータと被らないようにしていました。
でも、最近「14」の電波を受信できないパソコンが我が家にやってきてしまい、泣く泣くチャネルを「自動」に変更しました。おかげで電波状況が悪いです。
「14」は新しいパソコンやスマホじゃないと受信できないのです。(Wi-Fiリストに出てこない)
なので、ほかの家庭でも使っているところが少ないので穴場なんです!
もしルータの設定で「14」が選べて、スマホやパソコンでも電波を受信できるようなら「14」への変更をおススメします!
Appleで出している無線ルータAirmac Expressは優秀で、aとgを自動で切り替えてくれます。
(aとg両方の帯域を使用できる電波の種類を『n』といいます。)
自動で、電波状況の良いほうを選んでくれるのです。
iPhoneをお使いの方も、そうでない方もお使いいただけます。
macを使っている方は、より簡単に設定できるので、Airmac Express、おススメです。
我が家もこれにすればよかった。
https://www.apple.com/jp/airmac-express/ (Appleのサイト)
いかがでしたか?
無線は覚えると楽しいし、インターネットがつながらない時の問題解決にも役立ちます。
トラブルシューティングをたくさんこなすと自然と覚えてくるので、もしうまくいかないことがあれば調べてみましょう!
ご自宅に伺って設定を見直すお手伝いをさせていただくこともできますので、お気軽にお声がけくださいね。
次回はエクセルでよく使うツールや関数をご紹介します。→記事はこちら。