当院では、リハビリテーションスタッフの早期育成のため「プリセプター制度」を採用しております。新人療法士に対して、経験ある先輩療法士が一緒にマンツーマンで仕事に取組み、ある一定期間、意図的、計画的、持続的な指導を行っています。また、Mini-Cex(簡易版臨床能力評価表)という臨床技能の評価方法を用いてプリセプターが新人療法士を評価し、到達状況に合わせて新人教育計画を進めます。 

リハビリテーション新人教育

■|Mini-CEXとは
 臨床的な療法場面(ベッドサイド,センターリハなど)での新人療法士の臨床技能を、プリセプターから評価してもらうための評価表です.新人の方は入職1ヶ月後,3ヶ月後,6ヶ月後にプリセプターの方に自分から依頼し、自分の臨床活動を評価してもらう研修および評価法です。新人療法士に対し到達目標を設定し到達度を共有しながら行います。

新人教育の内容

 当院では、系統性のある職業能力開発プログラムを実施してリハビリテーションスタッフの育成を実学融合の基礎から応用(臨床)まで実施しております。メインプリセプター、サブプリセプターを指導員として配置し、管理職がマネジメントしながら知識と技能・技術の習得をチームでサポートします。 

■|教育訓練内容(一例)

実技演習

実際にハンドリングやタッチなど関節部位の触り方、感じ方、動かし方について学びます。

食事形態とろみについて

実際の食事介入で必要な動作や嚥下について実践的に学びます。