2026/7/11 世襲君主制とジェンダー
7月10日、衆議院で皇室典範の改正案が審議入りした。女性天皇・女系天皇を除外しようとする意図があからさまな改正案である。だが、ろくな審議もないまま衆議院を通過した。海外はどうなのかが気になり、世襲君主制の国の後継者選びと性別の関係を調べてみた。3つのパターンに分かれる。
・男女平等(男女によらず長子が継ぐ):スウェーデン オランダ ノルウェー ベルギー デンマーク イギリス
・男子優先(男子が優先されるが、男子がいない場合は女子が継ぐ):スペイン モナコ タイ ブータンなど
・男子限定(男子だけが継ぐ):日本 サウジアラビア オマーン ヨルダン クウェート カタール UAEなど
北欧では長子優先、南欧と東アジアでは男子優先の傾向となっている。男子限定は中東の王国が多い。男子限定の国では、必ずしも長子とは限らない。兄弟で継ぐ/国王が指名する/一族内の選挙で選ぶなどのパターンがある。
異彩を放っているのが日本である。一夫多妻を認めているイスラム教国でもないのに男子限定である。皇統が途切れるのは時間の問題である。だから皇室典範を改正して養子を皇室に入れるという論理なのだろう。だがこれまでの皇室の歴史に、養子やその系統が後継となった例はない。世界的に見ても養子が継いだのは19世紀のスウェーデン王室くらいしか例がないそうだ。世襲君主制を支えるのは皇太子の血の濃さと君主となるための教育である。遠い親戚の血では国民の支持を失うだろう。
生産清流化は、製造企業における業務変革・組織変革のシナリオです。納期短縮を目標として事業環境の変化に適応できるしなやかな企業体質を創ります。