理数系学習指導

通訳案内士試験対策・英語


カナダの大学で物理学と数学を学んでいました。専攻を物理学と数学に変更する前は化学を中心に学んでいました。生物学も少々。現在の本業は理数工学系英語翻訳通訳業です。副業は山形県庄内地方を主に守備範囲とした通訳案内業です。それ以外にもウェブデザインも少々。これらの仕事との兼ね合いで定期指導クラスを持つことが困難な状態となっており、現状では指導日の日程調整が容易な個人指導しか対応できません。対応可能時間や料金は taka.suzuki.jp@gmail.com または 080-6053-4729 までお問い合わせください。私の経歴については私の本業である理数工学系翻訳通訳業のサイト内経歴ページをご覧ください。

理系留学対策 英語で学ぶ基礎科学


海外留学向け準備に、英語テキストブックを教材に使って、英語表現の解説もしながら、理論は日本語で解説するコースです。すべて英語での講義は日本在住外国人子女向けScience Tutoringとして対応いたします。


私の理系知識の基礎は、日本の理系大学の教育によるものではなく、ほぼ全てカナダのダルハウジー大学での教育にて培われたものです。ダルハウジー大学では生化学・化学・物理学・数学を学んできました。Dean's Listという成績優秀者リストにも名前を載せていただく光栄にもあずかりました。特に成績の良かった年には授業料半額免除相当の成績優秀者奨学金もいただきました。


最終的には、自分の好きな理論方向に進みましたが、ダルハウジー2年目くらいまでは化学専攻で医学系の課程に進むことも並列で考えながら学んでいました。初年度終了の時点で、副学部長(Assistant Dean)の方からはもしダルハウジーのメディカルスクールにある州外枠・留学生枠という特別枠(82名定員中8名 – 2003年当時)で受験したいのであれば通常のカリキュラムとは別に2年目と3年目のバイオロジーのコースを同時に受講して(Premedとして) 2年で学位を取得するという飛び級コースも特別に設定可能というオファーもいただきました。メディカルスクールというのは当初の選択肢としての目標の一つであり、有難いオファーだったのですがカナダ・ノヴァスコシア州でしばらく暮らした感覚を踏まえて、そこで免許を取って定住というのは自分にはあまりあってはいない、医学の方向に進むならばダルハウジーで学位を取得後に日本で医学部学士編入でという判断をいたしました。ダルハウジー2年目終了時点では物理学の電磁気学に魅了され自分の興味は完全に物理学と数学へ移っていましたが、最終的な方向判断は保留し当初の選択肢目標として日本の某国立大医学部3年次学士編入試験をダルハウジー夏季休暇中に受験、一次試験合格。しかし、その時点で物理学と数学への興味に贖えず、医学部学士編入二次試験は受験せず棄権し、ダルハウジーに戻り自分の好きな方向であった理論系の物理学へ専攻を変更しました。その後は理論系物理学へ邁進と行きたいところでしたが、特に自分の進みたかった量子力学で大きな壁を感じることになりました。私の4年時の理論物理の理解成熟度で自分の好きな方向で勉強を続けるには無理があるのは明白でした。最終的には大学院を諦め物理学および数学の学位で一旦卒業いたしました。卒業後も趣味で理論物理学と数学は勉強しています。在学中に感じた大きな壁の一角は乗り越えたと思います。理論物理学を追求できなかったのは残念でしたが、あちこち興味のおもむくまま学んだおかげで最終専攻は物理学と数学ではありますが化学及び生物学の基本も含め物理及び生命科学の広い分野で基礎がしっかりできていると思います。

※ダルハウジー大学は、カナダのノヴァ・スコシア州ハリファックス市にある大学で、近隣のニューブランズウィック州・プリンスエドワードアイランド州を合わせた三州のトップスクールになります。カナダの最高学府は北のハーバードと言われ、世界ランキング上位常連のマギル大学かトロント大学ですが、ダルハウジー大学も高度な教育機関であると思います。『イギリス・オックスフォード大学への成績優秀者奨励金希望者 (Rhodes Scholarship) の利用を許可された学生が、ハーバード大学・イエール大学・プリンストン大学・マギル大学 ・トロント大学 の学生の次に多い』(ウィキペディア)大学です。2015年にニュートリノに質量があることを示す、ニュートリノ振動の発見でノーベル物理学賞を梶田隆章博士と共同受賞したアーサー・ブルース・マクドナルド(Arthur B. McDonald)博士はダルハウジー大学で物理学の学士号と修士号を取得しています(私の学部の先輩になります)。また、ダルハウジー大学は優秀な生徒を飛び級させることでよく知られており、2001年米マサチューセッツ工科大に20歳という史上最年少で招かれ現在同大で電子工学とコンピュータサイエンスの教授を務めているエリック・ディメイン(Erik Demaine)博士はダルハウジー大学に12歳で入学、14歳で卒業されました。

現在多くの欧米大学の講義がネット上に公開されております。私も自分の勉強のためによく視聴していますが、これらの欧米大学のネット公開講義はYou Tubeでどなたでも視聴できます。ご自身で視聴独学され、そこで、聞き取れない部分・聞き取れてはいるが理論的にわからない部分を、私の学習支援サービスを利用されて、独学の助けにされるというやり方もあると思います。

MCAT対策


カナダでは使っていた問題集は帰国時に売却してきましたので、現在手元にはありませんが、日本でMCAT向けに勉強されたいと言う方がいらっしゃれば、biological and physical science sectionsについては指導可能です。


問題集は、私はExamkrackersを使っていました。問われる内容は mid term 中間試験で出る程度の断片的知識(回答はマークシート式)を問う基本問題が殆どです。

Photo of Erlenmeyer Flasks: Brandon Univ. - Department of Chemistry.

医学部学士編入試験対策


医学部学士編入学試験は一次試験は合格しています。二次試験は受験していません。出題傾向は基本的に私が受験した頃とそれほど変わってはいない(細胞生物学、有機化学、等)と思います。勉強されたいと言う方がいらっしゃれば指導可能です。

理数系科目 国内大学受験向け


国内大学受験等向けに、日本語テキストを使い、日本語で教えるサービスです。


苦手な単元・テーマだけというやり方でも構いませんので、お気軽にお声をおかけください。例えば、物理学の波動、てこ、滑車、輪軸、回路のような分野を苦手とする生徒を対象にした分野集中補習も可能です。

医療翻訳学習者向け 英語で学ぶ基礎科学

医療翻訳学習者向けの大学教養課程レベルの基礎的生物学・化学の学習指導です。テキストには北米の大学の初年度で使用されているテキストと同様の英語のもの(例えば、Campbell & Reece, Biology)を使用します。

以前やっていたときは、時間節約のため、事前にchapterを独力で読んでおいてもらいました。読了後の理解を確認するためのテスト(multiple-choice format)は私がカナダの大学でやっていたquizやmidterm等の問題を参考に30分程度で終わる程度の類似問題を適宜作成していました。該当chapter 1つ読了時期を目処に指導日を設定し、指導日当日はquiz(30分弱)を行い、答え合わせ、質問と解説を行っていました。

Photo of E. coli:  Eric Erbe, digital colorization by Christopher Pooley, both of USDA, ARS, EMU. 

全国通訳案内士試験対策

通訳案内士(通訳ガイド)という仕事は、報酬を受けて、外国人を日本各地へ案内し、文化や伝統、生活習慣などを外国語を使って紹介する仕事です。


この対策コースでは、国土交通省の指定する国家試験に合格するための準備をお手伝いします。日本政府観光局のページでダウンロードできる過去問等を材料に問題の解説を行います。著名芸術作品、主要観光名所、国宝、国内世界遺産等に関しては、写真で同定できるかが問われます。試験練習用の写真データ等も教材として提供可能です。

英語 海外留学対策

海外留学で良い成績を取るために、単なる英会話レベルを超えネイティブに劣らない英語処理能力を獲得するためのトレーニングです。将来的に英語の通訳を目指したい方向けにも、有効な(というか必須の)基礎トレーニングです。


コーチングをする私の英語力を計量化すると、

ということになります。日程の関係で通訳案内士免許のみは留学後に取得いたしましたが、英検1級およびTOFEL CBT 270点は、カナダ留学前に取得した成績です。英検1級およびTOFEL CBT 270点の上にカナダでの大学教育4年間分の英語力が上積みされております。


現在、様々な形の英語教育がいろいろなところで提供されておりますが、私の提供するサービスは、欧米の一流大学でAを取りに行くための英語力を準備する、ということを目的としております。具体的には、留学前に英検1級、TOEFL CBT240点をクリアすることを目標とします。


TOEFL CBT200点以下でも、受け入れてくれる大学はいくらでもあるから(特にアメリカは多い印象)、とりあえず入って、英語を勉強しながら、大学の勉強もするのがいいのではないか、という意見もよく目にしますが、特に研究者志向の方には私はあまりそういうやり方をお奨めしません。


理由はふたつ。ひとつめは、英語を勉強しながらでは大学でよい成績を取ることは不可能だからです。カナダまたはアメリカの各州のトップスクール、またはアメリカの有名私立校であれば、TOFEL CBT200点以下では入学許可が出ません。仮に出たと仮定しても、成績は取れてC/Dレベル、または、期途中でギブアップでFということになると思います。TOEFL CBT200点以下の英語力で、成績Aが取れるところがあれば、その大学で作っていくGPA(成績)が他の大学では評価されないと思います。


ふたつめの理由は、仮に英語はギリギリでそれなりのよい大学に入学が許可されたとしても、英語力不足では成績表にもB/Cが並ぶことになり、GPAを押し下げ、将来的に優等コース(Honor)に入ることが認められない、メディカルスクールや大学院の受験資格がクリアできない、という問題が後々出てきます。


海外留学は本来英語を学ぶことが最終目的ではなく、英語を道具として使って他のことを学ぶことが目的であると私は思います。入る前にしっかり道具である英語を鍛えることが大切です。英語を鍛えるために、大学本体ではなく、大学付属の語学コースに入ることは、費用を気にしないのであれば、選択肢としてはよいと思います。ただ、留学前に日本でもできる準備です。


具体的に私の提供するトレーニングでは何をするのか?いわゆる暗記に頼った普通のやり方では多くの人が英検準1級あたりで伸び悩みを経験されると思います。このトレーニングでは、暗記に頼ったやり方から脱却し、耳と思考システム(OS)をしっかりつくり直していく、ということが基本になります。話す、読む、書くという力は、耳と思考システムができあがってくると自然と追いついてきます。まずは、マシンガントークでも何でもついていける耳と思考システムをしっかり作ります。時間がかかる作業になります。壁を超えたときの感覚は別次元の感覚になりますので、しばらくは耳ができてきた感覚をひとりで英語を聞きながら楽しめると思います。


音源をたくさん聞くトレーニングですので、音声ファイルを再生できるパソコン、または、再生プレイヤーが必要です。聴き込む教材は、主に欧米大学の講義・講演になると思いますが、特に希望素材があれば、持参していただいても構いません。


私がトレーニングという言葉を使うのは、本質的な意味での外国語の習得というのは、処理能力という身体能力に関わってくるものなので、勉強というよりはウェイト・トレーニングのようなフィジカルなトレーニングに近いもの、と考えているからです。IQは関係ありません。

学習指導メモ

既修分野

以下は、私が実際に大学で使用していたテキストブックです(Gilbert Strang 著 Computational Science and Engineering と The Feynman Lectures on Physics Vol I/II/III を除き)。邦訳が出ているものは括弧内に邦訳書名を併記しておりますが邦訳版はいずれも読んだことはございません。これらをテキストとして科学を学びたいという方がいらっしゃれば、その学習指導も承っております。

Mathematics

Computer Science 

Physics

Chemistry

Biology

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