海外留学で良い成績を取るために、単なる英会話レベルを超えネイティブに劣らない英語処理能力を獲得するためのトレーニングです。将来的に英語の通訳を目指したい方向けにも、有効な(というか必須の)基礎トレーニングです。
コーチングをする私の英語力を計量化すると、
ということになります。日程の関係で通訳案内士免許のみは留学後に取得いたしましたが、英検1級およびTOFEL CBT 270点は、カナダ留学前に取得した成績です。英検1級およびTOFEL CBT 270点の上にカナダでの大学教育4年間分の英語力が上積みされております。
現在、様々な形の英語教育がいろいろなところで提供されておりますが、私の提供するサービスは、欧米の一流大学でAを取りに行くための英語力を準備する、ということを目的としております。具体的には、留学前に英検1級、TOEFL CBT240点をクリアすることを目標とします。
TOEFL CBT200点以下でも、受け入れてくれる大学はいくらでもあるから(特にアメリカは多い印象)、とりあえず入って、英語を勉強しながら、大学の勉強もするのがいいのではないか、という意見もよく目にしますが、特に研究者志向の方には私はあまりそういうやり方をお奨めしません。
理由はふたつ。ひとつめは、英語を勉強しながらでは大学でよい成績を取ることは不可能だからです。カナダまたはアメリカの各州のトップスクール、またはアメリカの有名私立校であれば、TOFEL CBT200点以下では入学許可が出ません。仮に出たと仮定しても、成績は取れてC/Dレベル、または、期途中でギブアップでFということになると思います。TOEFL CBT200点以下の英語力で、成績Aが取れるところがあれば、その大学で作っていくGPA(成績)が他の大学では評価されないと思います。
ふたつめの理由は、仮に英語はギリギリでそれなりのよい大学に入学が許可されたとしても、英語力不足では成績表にもB/Cが並ぶことになり、GPAを押し下げ、将来的に優等コース(Honor)に入ることが認められない、メディカルスクールや大学院の受験資格がクリアできない、という問題が後々出てきます。
海外留学は本来英語を学ぶことが最終目的ではなく、英語を道具として使って他のことを学ぶことが目的であると私は思います。入る前にしっかり道具である英語を鍛えることが大切です。英語を鍛えるために、大学本体ではなく、大学付属の語学コースに入ることは、費用を気にしないのであれば、選択肢としてはよいと思います。ただ、留学前に日本でもできる準備です。
具体的に私の提供するトレーニングでは何をするのか?いわゆる暗記に頼った普通のやり方では多くの人が英検準1級あたりで伸び悩みを経験されると思います。このトレーニングでは、暗記に頼ったやり方から脱却し、耳と思考システム(OS)をしっかりつくり直していく、ということが基本になります。話す、読む、書くという力は、耳と思考システムができあがってくると自然と追いついてきます。まずは、マシンガントークでも何でもついていける耳と思考システムをしっかり作ります。時間がかかる作業になります。壁を超えたときの感覚は別次元の感覚になりますので、しばらくは耳ができてきた感覚をひとりで英語を聞きながら楽しめると思います。
音源をたくさん聞くトレーニングですので、音声ファイルを再生できるパソコン、または、再生プレイヤーが必要です。聴き込む教材は、主に欧米大学の講義・講演になると思いますが、特に希望素材があれば、持参していただいても構いません。
私がトレーニングという言葉を使うのは、本質的な意味での外国語の習得というのは、処理能力という身体能力に関わってくるものなので、勉強というよりはウェイト・トレーニングのようなフィジカルなトレーニングに近いもの、と考えているからです。IQは関係ありません。