開催日: 2025年6月30日
会場: 女川町まちなか交流館
参加者数: 約20名
女川のかまぼこや魚をテーマに、地域の人々と海の担い手をつなぐ交流イベントを企画・運営。高政から提供いただいたかまぼこを活用し、地域の方とレシピを考案。自身の地元・京都とのフューチャリングとして、西京味噌に漬けた笹かまぼこに大葉を巻いた「西京漬け風かまぼこ」を制作・提供した。
当日は高政社長や魚市場関係者、アングラー、新規漁業者など海に関わるゲスト4名を招き魚や海、かまぼこへの想いを語るセッションを実施。食事・会話・体験を通じて、地域資源や食文化への関心を高める場をつくった。
企画立案から調整・進行・広報までを一貫して担当。
初めてイベントを企画から実施まで自分の手で行った。準備段階では不安も多かったが、参加者から「楽しかった」「また来たい」と言ってもらえたことで、自分の届けたかったものがちゃんと届いたと感じられた。特に、企画を考えている時間そのものが楽しく、「こうしたらもっと面白くなるかも」とワクワクしながら準備できた自分に気づいたのが大きな収穫。
場づくりとは「回すこと」ではなく「つくること」。自分にとっては、会の設計や関係性づくりも含めて表現の一部であり、創作活動に近いものだと感じた。
また、このプロジェクトには、これまでの何気ない出会いや関係性が自然と活きていた。たとえば、高政との関わりは、さとのば大学の入学式で正樹さんのお話を聞いていたときに「インターンしてみない?」と声をかけてもらったことから始まったもの。プロジェクトは突然生まれるのではなく、日常の中で少しずつ編まれていくものだという実感があった。
次への視点
今回の経験を通じて、自分の「楽しい」が人に届くという手応えを得られた。だからこそ、次は「もっと場づくりを極めたい」。ただイベントを回すのではなく、参加者が安心して言葉を交わせるような空間をどう設計するかに挑戦していきたい。
特に学びたいのはファシリテーション。話す人が偏らないように場を調整したり、テーマごとの進行を柔軟に組み立てたりできる力をつけていきたい。型をつくりつつも、その場で起こることに応答できる柔軟さも大事にしたい。
また、時間帯や対象を変えることで、今回とは違う層(例:子どもや保護者)とつながれる可能性もある。企画の幅を広げることで、自分自身の関心の幅も広がっていくはず。プロジェクトの“続き”をつくるために、これからも動き続けたい。