環境教育、農村開発、そしてSDGsに関する学際的・実践的な研究を行っています。特に、フィールドワークを重視し、国内外の多様な関係者と連携しながら、持続可能な社会の実現に貢献する研究と教育を推進しています。
国内では、大学生を対象に環境保全への行動変容を促すことを目的とした環境教育プログラムの内容について調査を行っています。 また、海外ではバングラデシュをフィールドとし、マングローブ林での植林活動や、地域住民や子どもたちを対象とした環境教育の教材開発・実践を行っています。現地NGOと協働しながら、教材の有効性や環境意識の変容についての効果検証も進めており、単なる教育にとどまらず、地域全体の生態系保全に貢献する取り組みを実施しています。
バングラデシュ・ジョショール県において、ヤシの樹液採取人や花卉農家などの零細農家を対象に、農産物の加工・流通・販売を含む6次産業化の支援を行っています。また、アグロツーリズムや有機農業の導入など、持続可能な農村振興の実践と調査研究を進めています。日本のNGOや、現地行政・企業・大学・専門家らと連携し、「誰一人取り残さない」地域づくりを目指した包括的支援に取り組んでいます。
日本国内では、SDGsの理念を市民や中小企業の行動へとつなげるための、効果的な学習アプローチの研究に取り組んでいます。主に千葉県松戸市を拠点に、市役所、企業や市民団体等と協働し、ワークショップや対話型イベント等の実践活動を通じて、SDGsの浸透と行動変容を促す教育・普及活動のあり方を検証しています。