Japanese Picture Books
ふわふわとちくちく:
ことばえらびえほん
齋藤孝
齋藤孝先生が教えてくれる【ことばをえらぶチカラ】が身につくえほんです。「よかったね」「だいじょうぶ」など、相手の心が元気になったり楽しくなったりする「ふわふわことば」。「うるさい」「あっちにいって」など、相手の心が痛くなったりせつなくなったりする「ちくちくことば」。あなたはどっちを使っている?
はるさんと1000本のさくら
ただのぶこ
はるさんは、村で一番若いおばあさん。山あいの谷の小さな村にはもう、十人のおばあさんしか住んでいません。「わたしたちに何ができる?」おばあさんたちは話し合って、みんなで千本の桜を植えることにします。
限りある命と、繋がれる想い。過疎の村が時を経て生まれ変わるまでを、大きな視点で優しく描いた物語。
ねことことり
たてのひろし
ねこの 仕事は、こぶしの 小枝を 束ねること。
ある朝、ねこが 仕事を しようとすると、
窓に ことりが 止りました。
「お願いがあります。
そこにある小枝を少し 分けて貰えないでしょうか?」
今にも なきだしそうな ことりをみて、ねこは
一日 一本ずつ、小枝を あげることに。
異なる環境の中で、密接に交わり合う二人、
日々の営み、共生、命の循環を、美しくドラマチックに紡いだ作品。
ヤモリ3きょうだい
やぎたみこ
きょうはお母さんの誕生日。買い出しにいくお父さんから部屋をきれいにとの言葉が。そうたくんげんたくん兄弟はがっくり。ふたりはお片付けが大嫌いなのです。そこへ表れたるは1匹のヤモリ。お片付けの極意を伝えてくれます。
岩手県八幡平の森に生息しているモリアオガエルは国の天然記念物に指定されています。ネイチャー・カメラマンの三浦ガク氏がモリアオガエルと八幡平の森を15年にわたり撮り続け、その写真を組み合わせて妻の綾子氏がストーリーを作りました。
モリアオガエルの妖精・ビッキーは八幡平の自然を守るために仲間たちと日々パトロールしています。その自然の中で、モリアオガエルがどのように生まれ、成長し、生活しているのかを教えてくれると同時に、ビッキーたち妖精が抱く永遠の夢もみえてきます。
この本の中にいるのは、ちいさくて、かわいい、あなたのハムスター! 手のひらに乗せて、なでたり、遊んだり。ハムスターと楽しい1日を過ごしてみてね。生き物を愛する心を育む、ペットのお世話体験型絵本。
あるピアノがひとりの少女と出会う。ピアノは「メロディ」と名づけられ、ふたりはいつも一緒だった。しかし少女が成長するにつれ、メロディは弾かれることが少なくなる。長い年月が経ったある日、作業員がやってきてメロディは連れていかれてしまい……。
なんか ひとり おおくない?
うめはら まんな
じいちゃんちは、ぼくんちのマンションとは全然違う、大きな茅葺屋根の家。今年の夏休みも、いとこたちが集まって、みんなでお泊りだ。かくれんぼやドッジボールをして遊んでいたけれど、なんだかおかしいぞ……?
りんごりらっぱ
あべ けんじ
りんごとゴリラが出会ったら、「りんご」と「ごりら」で「りんごりら」。そこにラッパもやってきて、「らっぱ」も加えて「りんごりらっぱ」。さらに「ぱんだ」も転がってきて、続けて読んだら「りんごりらっぱんだ」。そのあと「だるま」が現れて……。
ページをめくる度に、新しい何かが登場して、言葉がどんどんつながってゆきます。ひとつながりになった言葉には不思議な響きが宿り、まるで魔法使いの呪文のよう。ステンシル版画で描かれた、美しく温かな絵とともにお届けする、愉快なしりとり遊びの絵本です。
三毛猫のたまは貴志駅の人気者です。ある日、猫小屋を移動しなくてはならなくなり、飼い主のお姉さんは貴志川線の社長に相談します。社長のひらめきで、世界初の猫の駅長が誕生しました! 世界中で愛された猫の感動物語。
ローカル線を救った猫の駅長たま。本当にあった感動のお話、初の絵本化!
1914年、第一次世界大戦が始まった。ドイツ、オーストリアなどの同盟国軍とイギリス、日本などの連合国軍との戦いだ。
戦渦のクリスマスイブの夜、戦場に銃声の代わりに「クリスマスキャロル」の歌声が流れるという「奇跡」が起こる。
戦争を始める人もいれば戦争をやめる人もいる。人に対する想像力と行動する勇気の大切さを描き、どうすれば戦争をしない人になるのか、その答えがこの絵本にある。
作者が絵本の最後の絵を描いていた2022年2月25日、ロシアがウクライナに侵攻を始めるという、運命的な絵本となった。これからの未来をどう生きるべきか、戦争が現実に起こっている今だからこそ読みたい絵本。