祈りの散華写経

全国の檀信徒様より沢山の『散華写経』が集まりました。頂きました散華は法要にて職衆の皆さんが散華いたしました。

ご協力頂き、誠にありがとうございました。


『散華写経』は玄奘三蔵の御頂骨を祀る仏舎利殿金亀舎利塔にご奉納後、順次お焚き上げ供養をいたします。

心を込めて写経をしよう

「真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く」弘法大師空海和尚は般若心経秘鍵にこう述べています。般若心経は玄奘三蔵が天竺より持ち帰った大般若経の核心部分を簡潔に説いた経典で、日本の仏教では最も馴染みのあるものです。そして私達真言宗では、最後のご真言の部分である「羯諦羯諦」からの18文字を特に重要なものとしております。空海和尚は「羯諦の二字は、諸蔵の行果を呑み 波羅僧の両言は、顕密の法教を孕めり」と仰っており、この十八文字のご真言に仏教の全ての智慧と功徳が詰まっているとしております。この文言を書き写すことには大変な功徳がありますので、是非ご写経頂きたく存じます。

 裏面にはお名前を記載頂く願主の欄、そして祈願の項目があります。祈願項目は「家内安全・商売繁盛・当病平癒・恋愛成就」といった個人的な願いごとでも良いでしょうし「先祖代々精霊菩提」といったご先祖様の供養の祈りでも、また「疫病退散・国家安穏・世界平和」といった自分の周りの方々の為の祈りでも良いでしょう。ご自由に皆様方の願目をお書きください。


 そして最後には必ず「乃至法界平等利益」とお書きください。この文言は真言宗の祈願や回向において、必ず最後に付け加える文言で、自分の祈りのみならず、生きとし生けるもの全てに平等にご利益があることを祈るものです。これは写経頂く十八文字のご真言「波羅僧」の部分、直訳で「彼岸へ皆共に」と同じ祈りであり、我々大乗仏教の祈りの核心部分です。是非写経の時、自らの祈りを込めて書写頂き、その祈りが自分一人の為のみならず、他者の為にもなるよう一心に祈りを捧げながらご写経頂ければと存じます。

申込可能寺院一覧

地図用シート

※ステータスが「取扱中」の寺院様では申し込めます。「準備中」「終了」の寺院様では申し込めませんのでご注意ください。

 写経の申込は上記の地図上の寺院にて行っております。最寄りの寺院にお問い合わせ、申込ください。写経頂きました散華は各寺院で回収頂き、法要中の「散華」という声明の中で投華され、その後は玄奘三蔵の御頂骨を祀る仏舎利殿金亀舎利塔に奉納後、お焚き上げ供養いたします。

SNSに投稿しよう

 この法要ではこの散華写経を通じて、より多くの方々に祈りへ参加していただくことを何よりの目標としております。心を込めて写経をして頂いた後、TwitterやInstagram Facebook等のSNSをやられていらっしゃる方には、是非写経の写真を撮影して、ご投稿ください。その際、ハッシュタグ「#不東_恒久の祈り」を併記頂ければ、実行委員会がRTやシェアなどをさせていただきます。

 なお、このハッシュタグ「#不東_恒久の祈り」は散華写経の写真のみならず、祈りを題材とした写真などでも是非お使いください。なによりもこの企画を通して、多くの人々が様々な祈りを結集させ、共に他が為に祈ることを何よりの目標としておりますので、是非寺院へのお参りの写真などインスタグラム、Twitter問わずお付け頂ければ幸甚にぞんじます。

 またSNSをやられていない方々も、お友達など、より多くの人々にこの散華写経を勧めて頂ければと存じます。また同時に当大会のホームページや下記のライブ放送などをシェア頂き、お知り合いに広めて頂ければ幸甚です。

祈りを込めて納経しよう

 散華を受け取った寺院様に必ず納経しましょう。その際、御本尊様によくお参りし、祈りを込めてお納めください。納経の証として仏師 牧宥恵先生御作の般若十六善神散華を授与いたします。

 納経料は所定の金額の御寺院様もあればお賽銭という御寺院様もあるかと思います。それぞれの慣例に従って頂ければと存じます。なによりも各寺院様の御本尊様への感謝の気持ちと、敬意をもってお納め頂ければと存じます。