このサイトは「はじめて緊縛を体験したい受け手さん」をターゲットとして発信しています。そのような受け手さんを相手する縛り手さんに知っておいて欲しいことを共有させていただきます。
はじめて緊縛を体験したい受け手さんを相手するということは、あなたが緊縛の入り口になるということです。あなたの印象次第で、その方が界隈に居つくことになるのか、失望して去るのかが決まってきます。それくらい、はじめてさんの相手をするのは責任重大だと思ってください。
クズ的に言うと、僕に将来縛られる可能性のある受け手さんを減らすようなことはするな!です。
とはいえ、主催者やバーの店員さんからはじめてさんの相手としてアサインされているなら、人間的/技術的にそれなりに評価されているということです。堂々と、でも尊大にならないよう、紳士的にはじめてさんに接しましょう。
痺れる、痛いといった受け手さんからの言葉を優先してください。これははじめての緊縛で万が一のケガを負わせないようにする、という肉体的な目的とともに、言ったことを受け入れてもらえる、という精神的な安全性を守ることが目的になります。縛り手の判断としては続けられるという場合でも、修正や中断を行うようにしましょう。
また、緊縛の前に擦り合わせた受け手さんの体験したいことは守りましょう。これも精神的な安全性のために必要なことです。
繰り返しますが、僕に将来縛られる可能性のある受け手さんを減らすようなことはするな!です。
縛られている際に痺れてる、痛いと言っていない場合でもケガをしている場合があります。大きな要因は2つあります。
このサイトを立ち上げるにあたって事故にあった受け手さんにもお話を伺いました。結果、わかってきたこととして下垂などは痺れなどに気づかないうちに至っている場合があるということです。気づいた時にはもうケガをしているということです。
また、受け手さんには自分からお話するのが苦手という方が多いです。痺れたり痛かったら伝えてねとお話ししていても、どうしても言えない方もいます。
このため、縛っている途中でも声掛けをする、手を握って冷たくなっていないか、握り返すことができているかを逐次確認しながら緊縛してください。はじめての緊縛の体験なので、プレイとしてのしっとり感などは置いておいて、まずは安全に終われることを意識しましょう。
偉そうに書いていますが、僕も七転八倒してこの界隈におります。その経験からの発信です。
他にも留意することがあれば、ご意見をお寄せください!