PROJECT SABO

 砂防に携わる方々に接するといつも心を打たれます。静かに長く情熱を傾け、いつも人の暮らしに寄り添い努力を惜しまない。砂防を伝えようと思った時に、目に見える部分だけでは無く、砂防に携わる方々の高い志や情熱。静かで優しい眼差しを物語のように伝えたいと考えていました。日本の砂防技術が世界のコーヒーを支えている事を知り、コーヒーの魅力と共に砂防の情報を伝えたら人の心に訴える事が出来るのではと思い焙煎を始めました。砂防珈琲を軸にセミナー、写真データベースの構築など積極的に砂防を発信し、砂防の目的である「暮らしや故郷を守る」心を大切に地域振興に努めたいと思います。

□砂防珈琲

 コーヒーという日常的なもので砂防を発信すれば家庭の中でもいつでも「砂防」を目にすることが出来ます。コーヒーの好きな方はコーヒーが土砂災害が頻発する火山性の土壌で栽培されていることや、それを支えている砂防にも興味を持って頂けるのではないでしょうか。「砂防珈琲」は商品でありながら、砂防の理解に役立つ媒体になると考えています。珈琲の香りと共に文章や写真で伝える方法は、テレビや動画などの瞬発力と違い時間をかけゆっくり人の心に浸透することでしょう。こうした方法が砂防に合っているように思います。また安定した高品質の珈琲を生産し続けることは地域のブランド力に貢献できると考えています。

砂防に関する情報収集及び提供

砂防に関わる工夫や思いを広く人々に伝えると共に、歴史や風土を踏まえた砂防の在り方を考えます。

情報誌SABOCAを発刊予定です。

□砂防セミナー

 飛騨市に砂防コーヒー協会の拠点を準備しております。砂防の魅力を積極的に発信したいと思います。

 隣接する空地に段差があるので、砂防堰堤の模型を造り、役割を体感できればさらに良いのではと思います。

地域振興

 日本には平野が少なく、災害があったから次の街を造る事は困難です。また故郷を失うということは思いでも歴史も失うことになります。故郷を暮らしを災害から守る。それが日本の砂防の心です。私達は砂防の心を大切に郷土を愛し地域の振興に努めます。

□砂防出版

 日本砂防コーヒー協会と提携しております「芸術新舎」は地方小出版流通センターと契約しており全国の書店様、図書館へ配本出来ます。コーヒーの収益金をもとに砂防写真集の製作や砂防関連本の企画も行いたいと思います。

日本砂防コーヒー協会の法人化

 8月8日 一般社団法人日本砂防コーヒー協会 設立


砂防 自然との共存